広南小学校読み聞かせ(151)

11月12日(月)

昨日の法要から一夜明けて、雨?

ずっと日曜日の週間天気予報ばかりを気にしていて、その後の天気を見ていなかった。

でも、昨日の法要が終わった後、空にはうろこ雲。

 

今朝は広南小学校の読み聞かせ。

担当は3年生。

読んだ絵本は、

『どんぐりのき』 (亀岡亜希子 作)

こちらの絵本の表紙もうろこ雲。

 

若いどんぐりの木が初めて実をつけた。

「リスさん、ぜひ ぼくの どんぐりを
たべてみてください。きっと おいしいはずだから。」

わくわくしながら、どんぐりはリスの感想を待った。

「うわぁ、ぺっぺっ、まずくて たべられないよ!」

リスの食べたどんぐりはまだ青かったため。
でも、それを知らないどんぐりは、その後、実をつけなくなってしまった。

それから数年経って、一匹のリスが、このどんぐりの木を気に入り、そこに住もうとした。

どんぐりの木は、リスが大嫌い。

どんぐりはリスを追い出そうとするが、リスはお構いなし。

ある時、2匹のお客のリスがやってきて、

「このき、どんぐりが ならないんだってさ。」
「そうそう。なっても まずいらしいよ。」

とリスに告げる。

すると、リスは、

「しつれいね! このきが どんぐりを つけないはず ないじゃない。
 ぜったい おいしい どんぐりなんだから みてらっしゃい!」

と。

どんぐりは心を痛め、夏が近づくにつれて元気がなくなった。

どんぐりは重い口を開いて、どんぐりをつけないことをリスに告げる。

リスは、笑って、

「どんぐりを つけようが つけまいが、わたしは あんたが すきなのよ。」

と。

その秋、どんぐりはたくさんのおいしい実をつけた。

「リスさんに たべてもらいたくてさ。」

 

終わった後、たくさんの子が手を挙げ、しっかりと感想を。

他人の一言で傷つき、他人の一言で幸せになる。

やさしいことばを。

 

今日からいよいよ長浜の通り報恩講。

2018年11月12日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku