8月8日(土)
セミの声がにぎやかに。
庫裏の玄関に、ウインドチャイムを吊るしてみた。
アメリカ ウッドストック社製の“ウインドチャイム チベッタン”。
その商品説明に
■チベッタンプレーヤーとは
武満徹がカーネギーホールの100周年を記念してカナダのグループNEXUSとボストン交響楽団のために作曲した作品の主な5トーンにチューニングされています。
1990年10月19日、カーネギーホールでの作品初演の際、ウィンドチャイムを5色5本のテープでつなぎ、曲の終わりにNEXUSのメンバーがテープを引き、ウィンドチャイムを鳴らしました。ウッドストックチャイムはニューヨークカーネギーホールに於いて、小澤征爾氏が指揮するボストン交響楽団の演奏に加わり、その成功の頂点に達しました。5色のテープは5トーンであり、まだチベット伝統の祈りの旗の5色(イエロー:地球、ホワイト:水、グリーン:風、青:空、赤:火)の意味も込められており、風で祈りの旗がたなびくたびに幸運がもたらされるよう、チャイムが鳴るたびに祝福がもたらされるように、との願いも込められています。
神秘的なグレゴリアン、壮大なウエストミンスターにいたるまで、どのチャイムも不協和音を出すことはなく、僅かな風でも澄んだ和音で人の心を惹き付けます。後発の類似品が出回っていますが、「音色と作りの美しさは世界一」と言われるウッドストックのチャイムを超えるモノはまだ見つかりません。
と紹介してあるのを見て、
清風宝樹をふくときは
いつつの音声いだしつつ
宮商和して自然なり
清浄薫を礼すべし
(浄土和讃)
これしかない!と。
専徳寺にはないけれど、風鐸が軒先に吊るしてある寺院を見る。
何故?と思って調べてみたら、風鐸は、元々中国では占風鐸(せんふうたく)と言って、竹林の東西南北にかけられ、風の向きや音で吉凶を占ったことに始まるそうで、日本に仏教とともに入ってきて、日本では強風が流行り病や災いをもたらすと考えられたことから、風鐸を厄除け・魔除けとして吊るすようになったとか。
そして、これが平安時代に貴族たちの家にも風鈴として吊るされるように。
浄土真宗に厄除け・魔除けは用がないので風鐸はないけれど、この音色に浄土の響きを感じるご縁、浄土からの風を感じることができればいいなと。
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今年も初盆の御依頼があったお宅だけお参りするのだが、現在少しずつお参り中。
今年はコロナの件もあって、ご自宅ではなく、お寺にお参りに来られる方が増えた。
少しでもお寺に心地よくお参りいただけたらと言うことで。
また、ご自宅へお参りする際、今は除菌スプレーとライターを持参するように。
荷物が少々増えても、少しでも感染リスクを減らすよう。
コミューン(対話支援機器)も大助かり。
マスクをしていると声がこもったり、伝えにくい。
だからといって、大きな声を出すと、飛沫は増すし、威圧的な感じにも。
力まず、やさしく声を出すこと、もっと広がればいいのにな。
今夜は、久しぶりにコロナで休会中の仏教壮年会の役員会。
総会もできない中で、会長さんや役員さんの新旧交代があったので、本堂で今年度初めての役員会。
ソーシャルディスタンスを保ちながら、いろいろなご意見を聞かせていただいた。
来月からスタート予定。