実るほど 頭を垂れる 稲穂かな

10月5日(火)

白岳地区の通り報恩講最終日。

長浜の通り報恩講では、世話係の方がそれぞれ日程調整してお参りされるお宅をこちらにご連絡してくださるのだが、それ以外の地区は昔から世話係の方に日程をこちらで決めてお知らせし、担当されているご門徒の皆さんにその日をお伝えいただくようにしている。

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2021年10月5日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

呉東組法中会

10月3日(日)

今夜は呉東組法中会が住蓮寺にて。

 

先日の役員会で今日の法中会でいただく予定だった本願寺のポスター等を先にいただいた。

親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要のポスターと、「浄土真宗のみ教え」。

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2021年10月3日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

10月

10月1日(金)

今日から10月。

一昔前なら“衣替え”。

“暑さ寒さも彼岸まで”、朝晩は秋の気配を感じるようになったけど、日中はまだまだ。。。

でも、今日は白岳地区での報恩講お参り中に、モズの声を聞いた。

コスモスも咲き、稲穂も。 続きを読む

花から花

9月28日(火)

お彼岸が明け、今日はお参りもないので、花手水もおしまいすることに。

今朝、花を片付けようと、ちょっと崩れ始めていた大きなダリアの花を持ち上げると、、、

花から花。

ピンク色から色が抜け、白っぽくなった花びらが一斉に散った。

そして、中から何と黄色い菊の花のようなものが残った。

一瞬、こんな花あったかな?と思ったほど、何とも言えない透きとおった黄色い花。

これはこれできれいだけれど、水が汚れてきたので全て撤去。

 

そして、少しだけ水を入れておくと、
ちょっと離れた隙に、中に鳥の羽。

早くもスズメが水浴びにやってきたみたい。

しばらくここはスズメたちの水浴び場。

 

そして、フジバカマのつぼみがどんどん増えてきた。
もうすぐ花が咲くのかな。

今日の中国新聞に、三原市久井にアサギマダラがやって来たと。

アサギマダラにも好みがあるだろうから、いろんなフジバカマをこのたび準備。

 

非常事態宣言が30日に解除されることが今日決まったけど、もうしばらくは。。。

今日は久しぶりに夕方呉東組役員会。

議題の中心は再来年の団参について。

親鸞聖人御誕生800年、立教開宗850年の法要。

 

団参のことについては、まだまだ思い浮かべることはできないのだけれど、今を旅するアサギマダラに思いを。

でも、このご勝縁。
何かあったらいいな。

 

 

2021年9月28日 | カテゴリー : 長浜 | 投稿者 : sentoku

石泉文庫 見学

9月27日(月)

今朝、本来なら石泉文庫虫干し法座。

広島県の緊急事態宣言が30日まで延長されたため、法座は中止となったけれど、当初虫干しを見学に来られる予定だった呉ろうあ協会の方々が午後から石泉文庫の見学に。

 

午前中、石泉文庫の風通しに行ったら、先日の雨で草が生い茂ってる。
急遽、石泉文庫内の掃除と、草むしりをして、できる限りのことをしてお迎え。

このたびは手話通訳の方も一緒だけれど、話し手の口元が見える方がいいと思ったので、マスクを外し、距離をとって初めてのフェイスシールド着用。

クリアマスクやフェイスシールド、いろいろと調べて一番これが良いかなと思ったのが、反射の少ないフェイスシールドに。

これがとっても軽くて、付けてるのをついつい忘れて思わず手がシールドに当たってしまう。。。

しかも、家族以外にマスクなしの素顔を晒すは1年以上ぶりなので、ちょっと緊張。

それでも、いつものように本堂でプロジェクターを利用して、石泉文庫・宇都宮黙霖の話を。

手話はできないけれど、視覚的に伝えることは大切かなと改めて。

 

霖雨蒼生りんうそうせい

恐らく黙霖の「黙」と「霖」についての話は、私の個人的な見解でもあるのだけれど、恐らくこれかなぁと思う話が一番腑に落ちるよう。

 

そのあと、石泉文庫へご案内。

来年、第70回全国ろうあ者大会が広島で開催されるのだそう。

それに向けて、より多くの方に宇都宮黙霖のことを知ってもらいたいと、黙霖さんの本を来春出版予定だそうで、その原稿を見せていただくと、私が話すよりもよくよく皆さんご存知で。。。

ただ、初めて黙霖さんの直筆の書などを手にされ、喜んでいただけたようなので気持ちホッと。

 

呉市でも手話言語条例が。

みんながみんな手話ができること。
これは難しいかも知れないけれど、何か大切なことに気づくご縁となればいいな。

そこに黙霖さんがお役に立てるのなら、もっと。

 

2024年、黙霖さん生誕200年。

こんな時代だからこそ、黙霖さんの思いを感じてもらえたら。

 

10月25日(月)より虫干し作業のみ行う予定。

 

秋季彼岸会

9月23日(木)

今日は彼岸の中日。

緊急事態宣言も解除まであと1週間。

 

朝9時より秋季彼岸会。

このたびもおつとめのみのご縁。

とは言っても、文書伝道を活用。

オンラインの法要は、まだまだこのあたりではハードルが高い。
蓮如上人は御文章で文書伝道を行われた。
それとはちょっと違うけど、文書伝道でのご縁を。

『念佛日和』特別号として、お浄土の花のことをいろいろと。

 

そして、境内には花手水。

これまで何度かやって来たので、ようやくちょうどよい花の分量が分かるように。

一々のはなのなかよりは
 三十六百千億の
 光明てらしてほがらかに
 いたらぬところはさらになし (浄土和讃)

一々の華を見ながら、一日ほがらかな気持ちで。

そこに願いが届いてる。

 

夜、せっかくなので、フローティングキャンドルを浮かべてみた。

大晦日に透明なフローティングキャンドルを使ってみたけど、このたびはオーソドックスな丸いフローティングキャンドルを。

 

 
 
 
 
 
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なかなか炎が明るくて良い感じ。

聞こえてくるのは虫の声。

来年は、たくさんの方にご縁にあっていただけたら。

 

ようこそのお参りでした。

2021年9月23日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

とおりぼんこう はじまる

9月21日(火)

今日からいよいよ通り報恩講がはじまる。

このあたりでは、「とおりぼんこう」と呼ばれている。

親鸞聖人のご命日、1月16日の御正忌報恩講に先立って、1件1件ご門徒さんのお宅のお仏壇にお参りさせていただくご縁。

まだまだ暑い中だけど、これから寒くなる12月半ばまで、平日は連日通り報恩講。

毎年のことながら、広小坪地区より。

どこに行っても扇風機やサーキュレーターを回してくださって、換気もしっかり。

お茶もいただかないようにしているので、玄関を出てマスクを一瞬外し、マイボトルで水を一口。

何とか無事初日を迎えた。
良いご縁となりますよう。

 

境内に咲いている秋明菊。

よく見ると、真ん中のめしべあたりに小さな花が咲き出した?

夕方、もう一つの白い花を見ると、こちらも。

これって、珍しいのかな??

 

また、夕方水撒きをしていると、ピョンと何やら。

 

先日のエンマコオロギとはちょっと違う??

と思ってとりあえず写真を。

調べてみると、マツムシ♂。

 

先日、鈴虫・松虫のことを紹介したばかり。

何と、マツムシの姿を初めて見た。

 

そして、今夜は中秋の名月。

8年ぶりに満月の中秋の名月だとか。

 

一日に3つも重なったら、ひょっとして全部使い果たしたとか?

それとも、幸先の良いスタート?

気持ちの持ちようで、どっちにでも転ぶ。

とりあえず、前を向いて。

 

 

 

2021年9月21日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

彼岸の入り

9月20日(月)

3連休の最終日、今日は敬老の日。
そして、彼岸の入り。

日中はまだまだ30度近くまで気温は上がるけど、朝晩は秋らしく。

 

夕方、もう車の出入りもないだろうと、境内に水を撒き、清掃。

やっと終えて、後は落ち葉をかき集めて棄てるだけと思っていたところに、車が一台。。。

しかもきれいにしたところに奥まで。。。。

全部終わった後で入ってくると、それはそれで仕方ないと割り切れたかも知れないけれど、「あともう少しで」と思うと、これが複雑。

でも、せっかくここまでしたのだからもう一度。

そう思って轍を消すように箒で掃いていくのだけれど、気のせいか荒々しく。
心の中で「落ち着いて落ち着いて」と言い聞かせながら。
いつも笑って「おでかけですか?」と言えるレレレのおじさん、またそのモデルと言われるお釈迦さまのお弟子さん、周梨槃特しゅりはんどく周利槃陀伽しゅりはんだか)のようにと思いながら。

 

明日からいよいよ報恩講参りが小坪地区よりスタート。

 

懸魚

9月17日(金)

台風14号が接近中。

 

植物や昆虫の名前、その由来を調べてみると、なかなか面白い。

その延長でお寺の中にもいろいろな動植物の彫刻があるので、それを調べてみると、これもなかなか奥深い。

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鈴虫

9月15日(水)

雨が午前中に上がったけれど、ずっと曇り空のせいか、庭から虫たちの声がよく聞こえてくる。

草むらに近づくと、バッタがピョンと。

鮮やかな黄緑色のバッタ。

トノサマバッタ?と思ったけれど、ツチイナゴの幼虫らしい。

涙のように目から流れる黒い帯が付いているのが特徴。

イナゴといえば茶色をイメージしていたのだけれど、このツチイナゴ、成虫になると茶褐色に。

ツチイナゴは、冬を越す虫だそうで、幼虫で過ごす夏はまわりが緑。成虫になる秋から冬は、まわりが枯れた色。

季節に応じて色が変わる。

 

 
 
 
 
 
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夜、聞こえてくる虫の声が、今日は昼間からよく聞こえる。

まだ、ツクツクボウシが鳴いている。

そして、姿は見えないけれど、鈴虫の声も。

 

鈴虫といえば、法然聖人・親鸞聖人が流罪となった承元の法難。

その発端となったのが、後鳥羽上皇が熊野詣の間に、法然聖人門下の住蓮・安楽が開いた六時礼讃念仏会に宮中の女官たちが密かに参加し、そのまま出家するものもいた。
そのことを後で知った上皇は激怒し、住蓮・安楽は死罪、法然聖人・親鸞聖人は流罪となった。

その時に出家した女官に鈴虫、松虫がいたという。

 

先日、ご門徒さんより、

鈴虫・松虫のお墓に行ってきました。
広島にあるんですねぇ。
今度、みなさんに鈴虫・松虫の話も聞かせてくださいね。

と言われ、??と思って調べたらすぐに出て来た。

生口島にある光明坊という真言宗泉涌寺派のお寺。

【参考】光明坊|日本伝承大鑑

ここで鈴虫・松虫は亡くなったと伝えられ、法然聖人も立ち寄られたとか。

 

コロナが落ち着いたら、しまなみ海道を通って、一度お参りしてみたい。