最後のご縁

1月13日(木)

呉市も広島県内でも新型コロナウィルスの新規感染者が過去最高だと。

そんな中、今日は午前中御自宅での17回忌の御法事に。

御主人の17回忌のご縁。
法話中ずっと肩を震わせ、よっぽど仲がよかったのかなぁと思っていたら、法事が終わると息子さんから「母が明日、〇〇(老人ホーム)に入所するんです。この家は誰もいなくなるので、今すぐではないけれど、近いうちに取り壊しになると思いますので、その時にはまた相談させてください」と。

それで、自分の隣に亡くなられた御両親の写真を並べ、ここでの最後の御法事をみんな揃ってお迎えになられたのか。

 

おりん

お佛だんかえたけど
おりんは どうしても
かえ難かった

このおりんは ご先祖さまも
母も 祖父母も ならされて
お別れにも ならした
おりんだ

(『樹にきく 花にきく』宇野正一 柏樹社)

 

このお仏壇で迎えた最後の御法事。

この詩のように、このおりんの音色で、いろんな方のご縁に遇ってこられたのだなぁと思うと、何だか尊く。

コロナで法事の延期・中止、自宅から本堂への変更の連絡がチラホラと。
でも、今日は御自宅でお参りできて、何だか有り難く。

※1月20日(木)に予定されていた呉東組聞名講例会(法謙寺)は中止になりました。