キツネ、ふたたび

8月29日(火)

8月もあとわずか。

連日暑い日が続くけれど、セミの声がだんだんと聞こえなくなり、ツバメの姿はなくなった。

日曜日の早朝、午前3時過ぎ、突然の雷雨で目を覚ます。

あまりにもすごかったので、ただただ過ぎ去るのを寝床で待つばかり。

その日の午前中、境内に駐めてあった車のエンジンをかけようとすると、かからず。。。

落雷をすぐに思い浮かべ、午後JAFに来ていただいたけど、落雷の可能性は低いのではとの見解。

ブースターケーブルをバッテリーにつないでエンジンをかけていただき、しばらくエンジンをかけっぱなしに。

でも、翌日またエンジンがかからない。。。

落雷しか思い当たらない。。。

 

昨日から葬式が続く。
昨日は11時からの廿日市の葬儀会館で葬式を終え、13時から呉の葬儀会館でお葬式。
そして、夕方呉の別の葬儀会館でお通夜。

今日はその葬儀会館でお葬式。
そして夕方、広の別々の葬儀会館で2件のお通夜。

明日はその2件のお葬式。

今夜のお通夜から帰ってくると、秋の虫の声。
季節の変わり目を迎えたのかな。

これまで広以外の葬儀会館に出向くことは、年に数えるほどだったけれど、市外を含め、急に増えてきたように感じる。
これも何かの変わり目を迎えたのかな。

 

今朝、境内に水撒きをしていて、薄墨桜の周りに水を撒きだしたら、突然奥の方から一匹の動物が走り出し、ガレージの裏を塀伝いに駆け抜ける。

また何??と思ってあとをつけたら。

 

 
 
 
 
 
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坂の下で何度も何度も振り返るキツネの姿。

あ~びっくりした。誰だよ、急に水掛けたのは。。。

何だかそんな感じ。

ちょうど2ヶ月前に初めてキツネを境内で見て以来、二度目の目撃。

2度目ではあるけれど、前回よりも小柄な感じだし、あまりにも尻尾が細い。
折角なら、フサフサした尻尾のキツネらしいキツネと出会いたかったけれど、あんまりお目にかからない方がいいのかな。

季節の変わり目。

いろんな景色が変わってくる。

2023年8月29日 | カテゴリー : 未分類, 長浜 | 投稿者 : sentoku

菩提樹

8月25日(金)

昨日は午後から総代会。

御内陣修復、今後の予定について。

『念佛日和』と「おそなえワークショップ」のご案内も持って帰っていただいたので、近々みなさんのもとへ。

暑い中をありがとうございました。

 

そして今日、昨日届いた鉢を植え替え。

今月末までの期間限定ポイントを利用して、スリー・マハー菩提樹の苗木を入手。

《スリー・マハー菩提樹》とは、スリランカのアヌラーダプラにあるインド菩提樹の名称。
紀元前3世紀、アショーカ王の息子マヒンダ僧と娘サンガミッター尼がスリランカを訪れた際、お釈迦さまの教えと一緒に、ブッダガヤでお釈迦さまが悟りを開かれた菩提樹の枝をもたらし、デーヴァーナンピヤ・ティッサ王が当時の首都であったこのアヌラーダプラに植樹したと伝えられる聖木。

菩提樹と言えばすぐにブッダガヤの菩提樹を思い浮かべるけれど、ブッダガヤの菩提樹は5世紀頃の仏教弾圧により失われ、現在のものは近年になってアヌラーダプラのスリー・マハー菩提樹から育てられた菩提樹なのだとか。

そのアヌラーダプラのスリー・マハー菩提樹の種から育てられたのが、このたび届いたスリー・マハー菩提樹の苗木だそうで、2,000年以上の時を経て、お釈迦さまの菩提樹をお迎え。

 

3年前、ステイホーム中に菩提樹・無憂樹・沙羅双樹の三大聖樹の種を入手し、植えてみたけれど全滅。。。

ところが、菩提樹は苗を購入することができるようなので、このたび育ててみることに。

立派な葉っぱ。

暑い地方の樹だから、外に出しっぱなしで良いのかと思えば、そうもいかないよう。
高校球児も日焼け止めクリームを塗って日焼け対策をする時代。
と言うよりも、そうしなければならない日差し。。。
葉っぱも焼けないよう、夏は日陰で。

とりあえず、この冬を無事乗り越えて、元気に育ちますように。

世のなか安穏なれ 仏法ひろまれ

 

白いカエル

8月18日(金)

朝、境内に水撒きしていると、クロガネモチの木の根元、ツワブキの葉っぱの上に白い何かが。。。

白いカエル!

カメラを取りに戻り、とりあえず撮影。

岩国の白蛇と同じようなアルビノのカエルかと思ったけれど、

目が赤くなく、黒だったので、これはアルビノではなさそう。

しばらく見ていると、だんだんと色が迷彩柄に。

そして、目の前のクロガネモチの木に飛び移る。

すると、木に溶け込んで。

 

調べてみたら、ニホンアマガエルがまわりの白いものに一時的に同化して白くなったものらしい。

緑のツワブキの葉っぱの上では、あまりにも目立ったけれど、その直前まで境内の白砂の上を移動するのに白くなっていただけなのかな。

 

ネットで調べると、白いカエルは幸運をもたらすだとか、縁起が良いだとか、そんな言葉がいっぱい。

カエルが白くなったのは、たまたままわりが白かったから。

 

そこで「迷信」について調べてみたら、興味深い論文を。

『祖父母の語り聞かせの教育』――戦前期の安芸門徒家庭のばあい―― 古川和子
  (https://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/24299/files/21274

近世以前の呉地方の庶民の言語生活は、お説教を「聞かせてもらう」生活が中心であったから、今日想像する以上に正確に聞き取る訓練ができていたし、わかりやすく印象的に話す力が育っていたように思う。・・・安芸門徒とは何なのか、これを問い続けたい問題であるが、家庭における宗教的なしつけとしては、「殺生をしない」「感謝の気持ちを持つ」「迷信の否定」の三つの柱があったと思う。

白いカエルにご縁をいただいた。

 

 

 

盂蘭盆会 戦没者追悼法要

8月15日(火)

今朝9時から盂蘭盆会。

御内陣修復中につき、住職自勤で一席のみのご縁。

 

台風7号の影響で、時折ポツポツと雨の落ちる中、久しぶりに花手水を。

今日は終戦記念日。
昨年に続いて今年もウクライナとロシア、両国の国花ヒマワリを。

蓮(案頭春)も朝から開花。

昨夜の久々のお祭りの後片付け等もあって、お参りは少なめ。
しばらくお祭りもなかったので、15日に設定したけれど、来年以降は検討。

ご法話はこのたびも『念佛日和』を用意したので、帰ってからゆっくりと読んでいただくとして、『維摩経』に説かれる

譬えば高原の陸地には蓮華を生ぜず。卑湿の淤泥にすなわち此の華を生ずるが如し。

より、「是人名分陀利華」のお味わい。

そして、9月のお彼岸に開く予定のワークショップのご案内。

サンプルとして、キットを紹介。

是非是非、この際にお申し込みを。
専徳ねっとでもこちらから申し込み可能。(←クリック)

『念佛日和』は後日世話係のみなさまよりお届け予定。

 

夜は4年ぶりに入江神社の忠魂碑前で戦没者追悼法要。

19時30分開始の前に、ロウソクに火をつけようとしたところで雨。。。

すぐに止んだのでよかったけれど、色衣・五条姿を着て住蓮寺前住様と一緒におつとめ。

おつとめの途中、パラパラとまた降り出したので、最後までハラハラと。

屋外で、マイクなしで正信偈のおつとめ。

一年に一度きり、入江神社の境内でたくさんのお位牌の前でおつとめ。

そのあと、これも久しぶりの盆踊り。

 

ようこそのお参りでした。

 

 

2023年8月15日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

ペルセウス座流星群

8月13日(日)

お盆参りはそれほどないのだけれど、この三連休は年回法要が次々と。

さすがに午後からの本堂での御法事は、意識がフーッとなくなりそうになる。。。

とりあえず、この三連休を無事終えることが出来たのでホッと。

昨夜、ペルセウス座流星群が見えるとかで、初めてカメラで撮影。

 
 
 
 
 
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流れ星は1枚も撮れなかったけれど、星がこんなにたくさん写るのかと、びっくり。

そこで今夜も再び。

三脚にカメラを設置しても、モニターは真っ暗で何も見えない。
とりあえず勘をたよりに100枚ほど撮影。

 
 
 
 
 
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時折モニターで確認するのだけれど、暗くてよく分からなくて、今日も写っていないと諦めて帰り、パソコンに取り込んで確認。

すると、ほんの数枚流れ星が。

 

流れ星だけではなく、たくさんの飛行機がこの上空を飛んでいくのも知ったし、星を久しぶりにゆっくりと。

昨日が日航機墜落事故から38年。
坂本九さんの『見上げてごらん夜の星を』を思い浮かべながら。

見上げてごらん夜の星を
ボクらのように名もない星が
ささやかな幸せを祈ってる

 

 

 

 

2023年8月13日 | カテゴリー : 長浜 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会 8月例会

8月8日(火)

台風6号北上中。

今朝の中国新聞朝刊、呉・東広島版。

昨年、広南中学校の参観日に〈~地域〈広南〉をもっと身近に~『広南もくりんかるた』〉を。
それがとってもよく、その後中学校の図書館にも展示されていた。
そこからいろいろなご縁で、このたびジャンボかるた大会として開催。
ピースナイターと重なったため、残念ながら当日は。。。

昨日は呉東組役員会に夕方出席。
12月の呉東組親鸞聖人御誕生850年立教開宗800年並びに呉東組結成50周年の記念法要に向けて。

ただ、お通夜があったので、途中で失礼。

帰宅すると、荷物が玄関先に。
頼んでおいた本が届いた。

『生きものたちと仏教のはなし』(法蔵館)

先日「毎日新聞」Webにて紹介されていたので、気になってすぐにお取り寄せ。

〈参考〉毎日新聞Web(https://mainichi.jp/articles/20230804/k00/00m/040/167000c

本願寺のお隣、真宗興正派の次期門主、興正寺の華園真慶様のお書きになった本。
女性の方で、大学では獣医学を学ばれたそう。

年齢や職業を問わず、いろいろな方にサラリと読んでいただけたら嬉しく思います。(「はじめに」より)

その言葉通り、サラリとあっという間に読ませていただいた。

獣医学で学ばれたことを通して仏さまの教えをやさしく、また導入部分の動物の話がなかなか興味深く。

「日本人の動物観」が世界のスタンダードではないことは知っていたけれど、時々耳にする動物福祉(アニマルウェルフェア)のことを調べてみたら、ヨーロッパのいくつかの国が「動物保護先進国」と呼ばれているようで、特にスイスでは動物保護法で「動物を扱うときは、動物の尊厳、つまり生来の価値を尊重しなければならない」と厳しく定められているそう。

大まかなキリスト教しか知らないので、何となく違和感を感じたが、面白い記事を見つけた。

〈参考〉読売新聞オンライン『西洋における文明の転換…動物権思想とキリスト教的DNA(https://www.yomiuri.co.jp/choken/kijironko/ckworld/20220105-OYT8T50062/

キリスト教文化圏でも、時代の中でいろいろと変わってきているようだ。

仏教ではサンスクリット語の「sattva(サットヴァ)」を〈衆生〉〈有情〉と漢訳し、人間のみならず生きとし生けるものすべてを生命として見てきた。
ただ、すべてのものを共に生きる衆生と見る一方で、動物は六道のなかの「畜生」。前世の悪業によって生まれたものとして、〈人〉と〈畜生〉が分けられてきた。
そのあたりも、西洋と日本の動物に対する考え方の違いとなっているのかなと。

違った目線からのアプローチはなかなか刺激的。

 

そして、今夜は仏教壮年会、4年ぶりの納涼会。

本堂隣の集会所でこれまで開いていたけれど、さすがに暑すぎる。。。
そこで、本堂で納涼会開催に。

おつとめをし、ちょっとした話をし、会場設定して納涼会。

天井から扇風機を回し、網戸にして外陣を全開にしておくと、台風の影響もあって心地よい風を感じる。

その中で、みなさんの地元愛、専徳寺愛を久しぶりにいろいろと聞かせていただく。

 

暑い中をようこそのお参りでした。

 

 

 

2023年8月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

8月6日

8月6日(日)

78回目の原爆の日。

今朝、8時15分に鐘を撞き、おつとめ。

 
 
 
 
 
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今年のピースナイターは日曜日。
お盆前の日曜日ではあるけれど、ピースナイターの手伝いもあるため、法要の受付を少しセーブ。
10時と11時の2件お受けしていたのだけれど、そこへお葬式の連絡。
先月末、「病院からもうそろそろと言われているのだけれど、広島市内でも葬式に来ていただけるのでしょうか?」と尋ねられたので、「こちらの予定次第ではどちらへでもお参りさせていただきますから、またその時にお尋ねいただけたら」と。
そのお葬式の連絡があったので、11時の法事が終わってから広島市内に13時のお葬式へ行くことに。
すると、そのあと、もう1件お葬式が出来たので、9時の開式でよければと、9時からのお葬式。

広島市内での葬式を終え、帰宅してお昼を食べたらほんの少しの休憩で再び広島へ。

今日はまた特に暑く、日中ベランダに出しておいたデジタルの温度計が48度!!だったそう。

 

マツダスタジアムへ17時に行くと、すでにたくさんの方が折り鶴コーナーに。

昨年と違ってスタッフの人数制限がなかったので、今年は50名ほどのスタッフ。
熱中症対策のため、交代制で休憩をたっぷり取りながらの作業となる。

試合が始まってからも、相手の巨人が早々と先制したこともあり、折り鶴コーナーには小さなお子さま連れで次々と。

今年はマツダスタジアムでオールスター戦があったため、ピースナイターの準備がギリギリとなり、直前の打ち合わせでは監督や選手にお願いできないかも知れないとの情報だったけど、新井監督、藤井コーチ、秋山選手、矢崎投手、上本選手、小園選手が、優勝争いで大変な中、おりづるを折ってくださった。

この展示場所でおりづるを折られる方が出ると、折角展示してあるのに気づかず通り過ぎていかれる方が出てくるので、この横に立っておくことにした。すると、次々と見に来られては写真に収めて帰られる方が次々と。
ご覧になって「ありがたいですねぇ」との声も。
本当にありがたいこと。

久しぶりに共命鳥を。

今日は巨人が大勝。
でも、この暑い暑い長い長い1日を無事終えられることに感謝。

世のなか安穏なれ 仏法ひろまれ

2023年8月6日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

小坪説教所 盂蘭盆会(2)

8月4日(金)

今朝も蓮(案頭春)が2つ開花。

そして、もう一つ小さなつぼみが出て来たので、つぼみが残り3つ。
まだまだ楽しめそうだけど、台風だけが心配。

昨日の早朝(AM5:00)、WOWOWで小坪で撮影された映画『こちらあみ子』を放送。
さすがにオンタイムでは見れないので、録画して昨日何とか合間を縫って最後まで鑑賞。

あぁ、あそこのお宅が。。。と、お参り先をいろいろと思いながら

この先にある小坪説教所へ。

 

朝9時から盂蘭盆会朝席に。

昨夜に続いて蓮の話から。

〈蓮の五徳〉と呼ばれるものがあるらしい。

① 淤泥不染おでいふぜんの徳

② 一茎一花いっけいいっかの徳

③ 花果同時かかどうじの徳

④ 一花多果いっかたかの徳

⑤ 中虚外直ちゅうこげちょくの徳

「暑い暑い」と愚痴ばかりこぼれる私の口から「南無阿弥陀仏」のお念仏。
愚痴ばかりこぼれる私だからこそのお念仏。
泥の中から蓮が咲く

そんなことを味わいながら。

朝席で御満座。
暑い中をようこそのお参りでした。

2023年8月4日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

小坪説教所 盂蘭盆会(1)

8月3日(木)

今朝、二つの蓮(案頭春)がみごとに咲いた。

朝7時前に撮影。

そして、今日の昼席より小坪説教所の盂蘭盆会。

小坪地区は寺報等の配布方法が少し異なっているので、早めに告知。

9月のお彼岸に初めて「おそなえワークショップ」を開催する予定で、そのご案内を。
それ以外の地区はお盆の寺報とともにご案内予定だが、専徳ねっとでの申し込みも可能にするため、何とかフォームを制作。。。

トップページの新着情報よりご確認いただけたら。

 

今日の昼席では『ただいまねこ』(ミヤザーナツ作)を紹介。

これが世間一般のお盆の姿。

浄土真宗のお盆とはちょっと違うけれど、

ぼくを よぶ やさしい こえ
ぼくを なでる やわらかな て

還るところの話より。

そして、先日のセミの話から。

 

夜席では、今朝の蓮の話を交えながら。

是人名分陀利華

泥の中から咲く花にまつわる話はたくさん。

 

とにかく暑いので無理のないように。

ようこそのお参りでした。

 

 

2023年8月3日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku