広南小学校読み聞かせ(105)

2月20日(月)

昨日の青空がうそのように、今朝はどんより、時折パラパラ。

薄暗い月曜日の朝、広南小学校の読み聞かせ。

担当は2年生。 読んだ絵本は、

『いちばん しあわせな おくりもの』 (宮野聡子 作・絵)

大好きなくまくんに、こりすは何か喜んでもらえる贈り物をしたい。
自転車? セーター? 花束?・・・
でも、くまくんは何もいらないという。
遊園地に行こうと誘っても・・・
こりすは、しょんぼりして、 「ねぇ、くまくんにしあわせなきもちになってもらいたいんだ!
どうすれば、きみはうれしくなるの?なにをしたら、しあわせなの?」 と尋ねる。
のんびりやのくまくんのこたえは。。。

**************

あれも欲しい、これも欲しい。

それを手に入れることが「いちばんしあわせ」?

ほんとうのしあわせをくまくんが教えてくれる。

 

読み終わって、プレゼントが色々あっていいなぁと思う感想もあり、 また、いちばんしあわせなおくりものを手に入れてよかったとの感想もあり。

「しあわせ」 「仕合わせ」の意味をふと思いながら。

2017年2月20日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

もくりんさん

2月19日(日)

今日の『ちゅーピー子ども新聞』(中国新聞)の“GO!GO!すくーるキャラ”のコーナーに、広南中学校の「もくりんさん」。

広南中学校2年生が、宇都宮黙霖をもっと広めようと、「もくりんさん」をグッズにしてPRした模様が大きく紹介された。

そして、中国新聞朝刊 呉・東広島版には、『この世界の片隅に』にも登場する国の重要文化財「旧澤原家住宅」が特別公開された記事。

先月、この募集を知って申し込んだが、2月18日は呉東組の研修会とちょうど重なるので、無理かなぁと思ってたら、案の定抽選ではずれ。。。

でも、予想以上の申し込みだったため、予定よりも枠を広げ、今日も特別公開するのでそちらへとの案内をいただいた。

『この世界の片隅に』でこのあたりがずいぶん注目されているみたいだけれど、ここ旧澤原家は宇都宮黙霖終焉の地。

午後2時からの案内で、集合場所の胡公園へ行くと、午前中に2班、そして午後からも2班あって、私たちの班が最後だったよう。

この最後の班の案内をいただいてなかったら、恐らく無理だったかな。

公園から澤原家へと向かい、まずは三ッ蔵前へ。

そして、蔵の中、住宅内へと案内していただく。
(ここからは生活されている区域のため撮影禁止。)

座敷では、澤原家の由来、呉の歴史、そして宇都宮黙霖の話を聞かせていただく。

「澤原家の話を半分、宇都宮黙霖の話を半分すると、大概の方は黙霖の話をもっと聞かせて欲しいと言われます」と。

まだまだこの澤原家に残る書状等から、黙霖の知られざる姿が見えてくるかも知れないのだそう。

『この世界の片隅に』 この映画を通して、この世界の片隅に存在した「もくりんさん」にも光が当たるかな。

2017年2月19日 | カテゴリー : 石泉・黙霖 | 投稿者 : sentoku

呉東組 組巡回・実践運動研修会

2月18日(土)

今日は午後4時30分より、呉森沢ホテルにて呉東組の組巡回と実践運動研修会。

組内16ヶ寺、各寺院より法中(僧侶)ならびに総代・仏教壮年会・仏教婦人会、それ以外にも仏教青年会やコーラスなど、各寺院の教化団体の長が一堂に集まっての研修会。

まずは、安部安芸教区教務所長より基調講演。

そして、パネルディスカッションとして、呉東組総代会会長・呉東組聞名講講長・呉東組仏教壮年会連盟会長・呉東組仏教婦人会連盟会長・呉東組日校連盟会長が、それぞれに平素の活動と現状報告を。

限られた時間の中で、各寺院、また各教化団体が、現状を踏まえながらそれぞれの活動をしていくことの大切さと、各寺院・各教化団体の垣根を越えた活動の大切さを聞かせていただく。

そのあとは、懇親会。

途中、サプライズ演出もあったりと、有意義なご縁と。

世のなか安穏なれ、仏法ひろまれ お互いの情報を共有しながら、お念仏の輪が広まっていきますよう。      

2017年2月18日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

やわらか真宗

2月16日(木)

朝はまだまだ冷えるけど、日中は春めいた陽気になってきた。

昨年度まで長く続いてきた「呉東組若婦人連続仏教研修会」が、今年度より「やわらか真宗」と改めて、6月、10月、そして2月と、3回連続受講の研修会となって今日が修了。

今日の研修は、

●『御文章』について
●グループディスカッション
●葬儀について~お葬式は誰のため?~

我聞会メンバーがそれぞれ講師を担当。

今日はお葬式が2件出来たため、開会式のみに顔を出して失礼を。

このたびの研修会のご縁が、次に続くご縁となりますよう。

法務が一段落ついて、午後から明後日開催の呉東組組巡回・実践運動研修会の資料作り。

「やわらか真宗」の控え室でちらっとこの話が出て、あ、明後日??と、印刷、そしてホッチキス。。。

何とか整った。
あとは名札を作るのみ。

こちらも有意義なご縁となりますよう。    

2017年2月16日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

広南小学校 二分の一成人式

2月13日(月)

午後から広南小学校の二分の一成人式、そして、広南学園第2回校区内補導及び防犯連絡協議会兼長浜駐在所連絡協議会に。

二分の一成人式では、20歳の2分の1、10歳の4年生が保護者、来賓の前で一人ずつ、自分の小さい頃のこと、伝記などを読んだ感想、そして将来の夢を発表。

一生懸命、緊張しながらも。

 

念ずれば花ひらく (坂村真民)

念ずれば 花ひらく
苦しいとき 母がいつも口にしていた このことばを
わたしもいつのころからか となえるようになった
そうしてそのたび わたしの花がふしぎと
ひとつひとつ ひらいていった

校長先生から贈られた詩。

 

この子たちの生まれた年が、荒川静香がイナバウアーで金メダルを獲った年、流行語が小島よしおの「そんなの関係ねぇ」などと紹介され、「え~!?ついこの間のことじゃ、、、」って思ったけど、あれからもう10年。。。

夢を持ち、希望に向かって、そしてひとつひとつ。

それぞれの花を咲かせますよう。

2017年2月14日 | カテゴリー : 長浜 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(104)

2月13日(月)

今朝も冷たい朝。

広南小学校の読み聞かせ。

担当は久しぶりの1年生。

読んだ本は、

『あっ!みーつけた!!』 (くすのきしげのり 作・大島妙子 絵)

学校からの帰り道、 ぼくは、ものすごいものを 見つけた。 「そうや、ええこと かんがえた!」 ぼくは、毎日 毎日 見つけた石をひろって帰った。

石をひろって帰っては、色をつけてさまざまな動物を作っていくぼく。
ある日、いつものように石をひろってポケットに入れようとしたら、ポケットが破けてしまった。
帰ってお父さんに叱られて、その訳を泣きながら話す。。。

お父さんは時間をかけて縫い直してくれて、次の日向かった先は病院。

最初は、「あっ!みーつけたっ!!」と、この石がどんな動物に??と楽しみにページをめくる。

でも、後半にその訳を知ると、何だか「ぼく」の持つやさしさにあったかくなる。

 

読み終えると、拍手があり、そのあと一斉に手が挙がる!

先生が後ろから一人ずつ当ててくださった。

最初の感想は、前半の楽しいところを。 そうだろうなぁ、、と予想どおりの感想。

でも、次に出たのは、 お父さんがポケットを縫ってくれているシーンの感想。

へ~、そこかぁ。

そして、最後は、入院中の妹を思うお兄ちゃんのやさしさの感想を。

1年生!最後までしっかり聞いててくれてる。    

2017年2月13日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

花まつりに向けて

2月11日(土)

昨日から再び寒波。

また、御正忌のように雪が積もるのかと心配していたけれど、今朝は灰ヶ峰も白くなく。

境内の手水鉢は、氷が張って、寒い週末となりそう。

今朝、住蓮寺にて長浜日曜学校が開かれていたので、チラシを持参。

  花まつりの絵を募集するため。 来月はいよいよ修了式。

どんな花祭りの絵が集まるかな。

2017年2月11日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会 2月例会

2月8日(水)

寒い。

また、寒波がやって来るそう。

今夜は仏教壮年会の2月例会。

テーマは、『涅槃会』。

願はくは  花のもとにて  春死なむ そのきさらぎの  望月のころ  (西行)

2月15日がお釈迦さまがお亡くなりになり、涅槃に入られた日、涅槃会。

旧暦ではあるけれど、この日をご縁としている。

絵の中に見られる数々の物語をプロジェクターで涅槃図を映しながら。

お釈迦さまがお亡くなりになっても、その法は今もなお伝わっている。

ずっと伝えてくださった、たくさんの方のおかげてもあるんだなぁと、途中ストーブで頭がボーっとしながらもふと。。。

寒い中をようこそ、お参りくださいました。  

2017年2月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(103)

2月6日(月)

雨上がりの朝。

今朝は広南小学校の読み聞かせ。

担当は6年生。

読んだ本は、

『ないた赤おに』 (浜田廣介 作・いもとようこ 絵)

先週末、2月3日が節分。

毎年この時期、鬼にまつわる絵本を。

この話は、小さい頃に藤城清治さんの影絵で観た記憶が残る。

今、2年生の国語の教科書に載っているみたいだけど、6年生は誰もこの話は知らないみたい。

覚悟はしていったけれど、読むにはちょっと長い。。。

限られた時間の中で、読む側には少し大変だけど、とってもせつない、いい物語。

人間と仲よくしたい やさしい赤鬼。

ココロノ ヤサシイ オニノ ウチデス ドナタデモ オイデクダサイ オイシイ オカシガゴザイマス オイシイ オチャガゴザイマス

と、看板を立てて待つものの、人はそれを見て、だまして食うつもりだと疑い逃げていく。

鬼はせっかく作った看板を壊してしまった。

そこに友達の青鬼がやってきて、その訳を尋ねる。

赤鬼の話を聞いた青鬼は、自分が人里で暴れるから、それを君がやっつければ、人は君のことを見なおして、来てくれるようになるだろうと。

その言葉どおり、人は赤鬼のもとを訪れるようになり、仲良くなるのだけれど、気がかりは青鬼のこと。

そこで、青鬼のもとを訪ねていくと、そこには青鬼の手紙が。。。

 

とっても長い話だけど、最後までシーン。

そして拍手。

鬼は外。福は内。

鬼は悪者、恐いものというイメージがついてしまっているけれど、絵本に出て来るのは心やさしい鬼がたくさん。

 

こんな絵本を読むと、「福は内。鬼も内」と変わるかな。        

2017年2月6日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

仏教婦人会新年会

2月3日(金)

今日は節分。

寒いけれど、空の色は春めいて、メジロが時々飛んでくる。

午前11時より、仏教婦人会の新年会。

おつとめして、法話。 この時期、いつも小学校の読み聞かせに「鬼」にまつわる絵本を。

今年はまだ読んだことのない『ないた赤おに』はどうかなぁと思っていたところに、Facebook友達の「いいね」から、これまで読んだことのない絵本に出会った。

へ~と思いながら、ふと見ると、何と『ないた赤おに』の絵本と同じ、作者が浜田廣介さん、

そしていもとようこさんの絵。

何ともご縁をいただいたと、『ないた赤おに』の絵本と一緒に、その本と、もう1冊、そのシリーズの本を買った。

 

その本とは、

『よぶこどり』
森で卵を拾ったリスが、かえったヒナを我が子のように育て、その子をカッコウと名づけた。
カッコウはリスを本当のお母さんだと思っていたのに、ある日モグラから「落ちてた卵だった」と聞かされて、悩み苦しむ。
苦しむ自分をリスがやさしく慰めてくれると、ますます悲しくなってくる。
そして、カッコウは空へと旅立ち、残されたリスは毎日毎日カッコウの帰りを待ち続ける。
夏が過ぎ、秋が過ぎ、冬が過ぎても、カッコウは帰って来ない。
やせ細ったリスは、鳥になればカッコウを探し出せるかもと思い、「鳥になりたい」と願い続ける。
リスは、とうとう鳥に姿を変え、山から「カッコウ、カッコウ」と声が響くようになり、その鳥を「呼子鳥」と呼ぶように。。。

という、何ともせつない童話。

先日、購入した『ないた赤おに』『よぶこどり』と『たぬきのちょうちん』、これらの本を見つけた次男が、どんな絵本か尋ねてきたので、『ないた赤おに』を見せた。

すると、2年生の国語の教科書に載っていると、教科書を見せてくれた。

もうすぐ、この話を習うらしい。(長男の時にはなかったけどなぁ。)

いい機会だと思って、『ないた赤おに』を読み聞かせた。

読み始めると、長い。。。

いつも読んでいる絵本の倍くらいある。

次男も途中あくびをしてたので、読み終わって、これでおしまいにしようと思ったのに、他の本はどんな本かと尋ねる。
これは明日にしよう。
でも、今日がよいと。。。

そこで、『たぬきのちょうちん』、『よぶこどり』と続けて。

とっても長かったけど、じっと聞いていた。
長いから無理だろうと思っているのは、こちらの都合だったんだな。

全部読んで、どれがよかった?と尋ねたら、 「よぶこどり」。

悲しくてなみだが出そうな話だったからと。

そして、突然、以前担任の先生が『ちいちゃんのかげおくり』を涙を流しながら読んでくれたと話し出した。

初めて聞く話にびっくり。

その時はまったくその話題には触れもしなかったけど、きっと、この話が思い出させたんだな。

絵本って、不思議。

このあたりではホトトギスの声はするけど、カッコウの声は聞こえてこない。

もし、カッコウの声が聞こえたらと思うと。。。

平等心をうるときを
 一子地となづけたり
 一子地は仏性なり
 安養にいたりてさとるべし(浄土和讃)

ようこそのお参りでした。

**************

法話の後は、集会所に場所を移して会食。

今年もよろしくお願いします。

**************

※呉東組ご縁の会、4月23日(日)に変更となりました。          

2017年2月3日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku