石泉文庫防火訓練打ち合わせ

1月17日(金)

阪神淡路大震災から30年。

当時のことを振り返りながら。

 

今日は午後から石泉文庫防火訓練の打ち合わせを、呉市と呉市消防局と専徳寺総代の三者で。

1月26日が文化財防火デー。

例年は呉市の中では一番早い訓練だったけど、今年は最後の訓練に。

 

今年の文化財防火デーのポスター、どこかで見たような。。。
と思ったら、本願寺。

今年も広南小学校の子どもたちと一緒に防火訓練を。

当日の天気だけが心配。

 

そして、夕方から呉東組役員会に。

備えあれば憂いなし

何ごとも。

 

御正忌報恩講(2)

1月16日(木)

最高気温8℃と気温は低いけれど、風もなく、穏やかな御正忌。

朝席では、「おかげさま」の続き。

昼席は、『御伝鈔』下巻を拝読。

いつも終わるとさっさと片付けてしまうけれど、せっかく綺麗に修復していただいた御絵伝を間近で見ていただくことに。

親鸞聖人550回大遠忌の時に御下附いただいた御絵伝。

200年以上の時を経ても、色あせもなく、綺麗に表装し治された御絵伝にみなさんよろこんで。

お帰りには、お供えのおさがりとして、このたびは最中を。

「南無阿弥陀仏」の最中。

親鸞聖人が好物であったと伝えられる小豆。

その小豆あんの最中を、「南無阿弥陀仏」のお念仏とともに聖人を偲びながらいただいていただけたら。

ようこそのお参りでした。

 

夕方、広島テレビ(日本テレビ系)のニュース番組”news every.”で、昨年放送された戦争花嫁が再編集されて全国放送。

今年は戦後80年。

世のなか安穏なれ、仏法ひろまれ。

 

2025年1月16日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

御正忌報恩講(1)

1月15日(水)

本日朝席より御正忌報恩講。

朝席は先日の小坪説教所の御正忌報恩講で話した「おかげ」の話より。

 

昼席では『御伝鈔』上巻を拝読。

昨年の御正忌は急遽中止となったため、一昨年の内陣修復後、初めての御正忌報恩講。

内陣修復と一緒にボロボロになっていた御絵伝も綺麗に修復していただいたので、昨年の夜席で『御伝鈔』を最初から最後まで拝読させていただこうと準備はしていた。

夜席なので、外陣を暗くしてプロジェクターで字幕のように文字を映してと、準備だけはしていたけれど、夜席を取りやめたため、このたび昼席に『御伝鈔』を拝読することに。

すると、外陣が明るくプロジェクターを用いるには。。。と、いろいろと思案した結果、

これ!
以前求めた『親鸞聖人御絵伝 あなたに届く絵ものがたり』。

これをみなさんにお配りして、『御伝鈔』のガイド代わりにしていただこうと。

最近では美術館でも歌舞伎でも、音声ガイドが好評らしい。
さすがに『御伝鈔』の音声ガイドは難しいけれど、一助とはなったかな。

 

明日が御満座。
ようこそのお参りでした。

2025年1月15日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

明日から御正忌報恩講

1月14日(火)

今年初の三連休最終日の昨夜、日向灘を震源とする震度5弱の地震が宮崎県内で。
速報を見ると、呉市も震度3。

???

揺れた地域の方はどうぞお気をつけて。

 

この三連休は法事が続けてある中に葬式3件も入ったので、何とかやり繰りして。

そして、今日は午前中お寺での法事が終わってから明日の御正忌報恩講に向けての準備。

親鸞聖人の御正忌報恩講。

住職自勤で、15日・16日の朝席・昼席。

また寒くなりそうなので、暖かくしてお参りを。

 

2025年1月14日 | カテゴリー : 法座, 行事 | 投稿者 : sentoku

小坪説教所 御正忌報恩講(2)

1月10日(金)

今朝の席で小坪説教所の御正忌報恩講御満座。

昨日呉市にも大雪注意報が出たりしていたので、朝積雪していたらどうやって行こう。。。
そんな心配をしながら、目を覚ますと、寒いけれども全く雪の気配なし。

「おかげさまで」。ホッとしながら、朝日の差し込む小坪説教所へ。

 

昨日は「おかげ」の話を。

それに関連していろいろと調べていて見つけた詩を今日は紹介。

「おかげさま」   上所重助

夏が来ると「冬がいい」と言う
冬が来ると「夏がいい」と言う
太ると「痩せたい」と言い
痩せると「太りたい」と言う
忙しいと「暇になりたい」と言い
暇になると「忙しい方がいい」と言う
自分に都合のいい人は「善い人だ」と言い
自分に都合が悪くなると「悪い人だ」と言う
借りた傘も 雨が上がれば邪魔になる
金を持てば 古びた女房が邪魔になる
所帯を持てば 親さえも邪魔になる
衣食住は昔に比べりゃ天国だが
上を見て不平不満の明け暮れ
隣を見て愚痴ばかり
どうして自分を見つめないのか
静かに考えてみるがよい
一体自分とは何なのか
親のおかげ
先生のおかげ
世間様のおかげの固まりが自分ではないか
つまらぬ自我妄執を捨てて
得手勝手を慎んだら
世の中はきっと明るくなるだろう
「俺が」、「俺が」を捨てて
「おかげさまで」、「おかげさまで」と暮らしたい

詳しいことや出所は不明だそうだけれど、SNSなどインターネット上で見られる詩。

「おかげさまで」と暮らしたい。

それに気づかせていただける阿弥陀さまのお喚び声。

どうぞこの一年、「おかげさまで」と、お念仏の日々を。

 

お寒い中をようこそのお参りでした。

帰宅すると、庫裏の玄関前に昨年植えた蝋梅に花が。

たくさん花はついていないけれど、こんな寒い中咲いてくれた。
芳しい香りも添えて。

おかげさまでとお念仏

2025年1月10日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

小坪説教所 御正忌報恩講(1)

1月9日(木)

今年も小坪説教所の御正忌報恩講へ。

昼席と夜席。

いいお天気ではあるけれど、この冬一番の寒さ。。。

 

このたびは転悪成善、転悪成徳の話より。

〇〇のせいで。。。
〇〇のおかげで。。。

同じ〇〇でも、全く違った意味になる。

 

つまづいたおかげで  相田みつを

つまづいたり ころんだり したおかげで
物事を深く考えるようになりました

あやまちや失敗をくり返したおかげで
少しずつだが
人のやることを 暖かい眼で
見られるようになりました

何回も追いつめられたおかげで
人間としての 自分の弱さと だらしなさを
いやというほど知りました

だまされたり 裏切られたり したおかげで
馬鹿正直で 親切な人間の暖かさも知りました
そして・・・・・・
身近な人の死に逢うたびに
人のいのちのはかなさと
いま ここに
生きていることの尊さを
骨身にしみて味わいました

人のいのちの尊さを
骨身にしみて 味わったおかげで
人のいのちを ほんとうに大切にする
ほんものの人間に裸で逢うことができました

一人の ほんものの人間に
めぐり逢えたおかげで
それが 縁となり
次々に 沢山のよい人たちに
めぐり逢うことができました

だから わたしの まわりにいる人たちは
みんな よい人ばかりなんです

 

「悪」いことも「苦」しいことも「悲」しいことも、決して消し去ることは出来ないけれど、〈おかげ〉でと転じられるのがお念仏のご縁。

寒い中をようこそのお参りでした。

 

2025年1月9日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会 新年互礼会

1月8日(水)

寒い。。。

今年もいよいよ始動。
昨日は呉東組聞名講臨時役員会が開かれ、法中を代表して参加。
150周年に向けて、との話題が中心に。

 

お正月は穏やかだったけれど、ここに来てとにかく寒いし、インフルエンザは流行っているし、中国では呼吸器感染症なる新たなウィルスが拡大しているとか。。。
今年もこれまで通り注意しながら。

今朝の『中国新聞』SELECTの「想」欄に、先月寄席で来ていただいたジャンボ衣笠さんの「落語で人生豊かに」。

今年もこれからいろいろあるだろうけど、笑いの多いご縁、出遇いがありますように。

 

今夜は仏教壮年会の新年互礼会。

おつとめをしたあと、本堂にて会食。

年末のお供えなどでいただいたビールやお酒を〈おさがり〉としてみなさんに。
〈おさがり〉だけに、みなさん遠慮なくいただいていただけるのはありがたい。 

この寒さと、どんどん会員の高齢化が進んでいるので、参加者も年々少なくなってはいるけれど、みなさんの力強い意見もいただいたり。

寒い中をようこそのご参加でした。

 

明日から小坪説教所の御正忌報恩講。

2025年1月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

元旦会

令和7(2025)年1月1日(水)

新年あけましておめでとうございます。

穏やかな朝を迎えた。
昨日の昼間の風が嘘のように昨夜は無風。

昨夜の除夜会は、満天の星の下。

おつとめを終えると、みなさん焼香。

焼香は、これまで3つ用意していたけれど、このたびは毛氈を敷いて一人ずつ並んで焼香していただくことに。

そして、テーブルに座ってそれぞれの願いを紙に。

その紙をキャンドルグラスに巻いて蓮の花の上に載せ、親鸞聖人の前に灯りをお供え。

 

 
 
 
 
 
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除夜の鐘の鳴る鐘楼には、孫悟空が如意棒を担いで見守っていた。
暗くて気づかないかな

と思ったら、家族の中では「あれは怖い」と不評。。。

1時をまわり、一段落付いたところで椅子を並べて解散、消灯。

朝、元旦会用に昨日の写真とごあいさつの法語、そして『教行信証』総序の文を入れたリーフレットを作成。

そして、9時から元旦会。

正信偈をおつとめし、総序を拝読。

お参りが終わった後、ある御門徒さんが仏華に目が止まったようで近くまで寄ってじっくりと見てくださった。

これも大切なご縁。

 

午後、ゆっくりと除夜会のキャンドルなどを片付け。

これで一段落。

今年もいろいろあるだろうけれど、よいご縁をいっぱいいただけますように。

2025年1月1日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

大晦日

12月31日(火)

令和6年もあと少し。

今年は正月早々能登半島地震、日航機炎上に初まり、何とも大変な一年。

令和7年は、少しでも穏やかな一年でありますように。

 

今日は一日大忙し。

朝から幕を張ろうと思ったら。。。

ミシン糸が経年劣化でほつれ、幕が二箇所、50㎝ほど裂けたように。

何とか縫って応急処置はしたけれど、他も近々裂けるかなぁ。
2時間ほどかかってしまったけれど、一番大変な作業は、針に糸を通すこと。。。

午後から息子達にも手伝ってもらって打敷を掛け、坊守が仏華を生けている間、朝からの強風で散った葉っぱをブロアで片付け。
そして、竹あかりの準備。

そのあと、このたび初めて取り入れてみる餅花。

去年の年末、花屋で枝垂れ餅花を見て、何とかこれを正月飾りに出来ないかと。

一昨日取り付けた竹の手製花器に松と一緒に。

なかなかいい感じ。

花手水も用意し、御門徒さんが育てた葉ボタンを先日お供えしてくださったので、それを親鸞聖人の前に。

 
 
 
 
 
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今日は雨や雪の心配はなさそうだけど、風が強いので蓮灯りが心配。

除夜会には、どうぞ暖かくしてお参りを。

 

2024年12月31日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

正月準備①

12月29日(日)

令和6年最後の日曜日。

「仕事納め」と言う言葉を聞きながら、お寺って仕事納め。。。と。

今日も朝からお墓で納骨、法事2件、葬式、お通夜と、いつもとそう変わらない日曜日。

ただ、とにかく寒い。

 

午後からホームセンターに行き、材料探し。

この年始、参拝される方に少しでも気持ちよくスタートしていただけたらと、新しいものを1つ用意。

ただ、それをどう飾るか、いろいろと思案して、竹筒を下足棚に取り付けて飾れば良くない?と。

竹筒を固定するイメージで、ホームセンターを物色。

竹筒がするりと抜け落ちないよう、まずは黒いL字金具を下足棚の脚にしっかりと黒色の針金で巻き付けて固定。
そこに竹筒を乗せ、銅の針金を巻き付けて完成。

すんなりイメージ通りに仕上がると気持ちがいい。

あとはここに何を飾るか、それは当日のお楽しみ。

明日も本堂で法事があるので、本堂の荘厳などはそれ以降。

 

今日、祖母の郷、勝願寺より本を贈っていただいた。

『福山 郷土の偉人たち』 (発行 エフエムふくやま)

福山の偉人、34名が連なる中、一番最初に甲斐和里子さん。

祖母が息を引き取る間際まで慕っていた伯母。

そして、10番目にその弟であり、祖母の父、足利瑞義和上。

本に載っている甲斐和里子さんの写真を見てると、どことなく祖母の面影が。

その本に紹介されている 

悲しさは みな取り捨てて 嬉しさの 数のかぎりを 数へてぞ見る
(意訳)人生には良いことも悪いこともありますが、悲しみにだけ支配されるのではなく、嬉しいことを思いながら生きていきたいものです。)

来年は、嬉しいことをたくさん数えられる年となりますように。

2024年12月29日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku