報恩講法要 2日目

10月15日(火)

台風が心配されたが、こちらへはそれほど影響はなさそう。
ただ、進路に当たっている方にとっては大変。

報恩講法要2日目。

朝席が終わると、明日のお斎の準備が始まる。

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夜までかかって用意される煮染め。

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明日はこんなふうにパック詰めされ、大きな塩むすび2個と一緒に850から900食分が作られる。

 

ご法話を聞かせていただきながら、随分昔のことをふと思い出す。

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朝席で聞かせていただいた大原問答の勝林院。

20数年も前、大学に入った年の秋、紅葉の大原を初めて訪れた。

ヘルメットが義務化されていなかった頃の原付バイクに乗って。

3時をまわると団体客がどんどんいなくなり、人のまばらな勝林院の境内で西日に照らされた紅葉がきれいだったこと。

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ただ、日の暮れた大原からの帰り道は寒かった。

ヘルメットもなかったので、凍えそうになりながら・・・。

 

夜席はお聴聞した長男が、「ナマステ」の意味が分かった!と嬉しそう。

 

ただ、この「ナマステ」にも一つの思い出が。

同じく20数年も前、インドの仏跡を旅した時、『註釈版聖典』の表紙にもなっているポカラを訪れた。

早朝からホテルのベランダに上がり、朝日が山をピンク色に染めていくところを見ていた。

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同じホテルに泊まっていた台湾からのツアーのガイドさんが、日本語が少し話せるようで、たどたどしい日本語で話をしてくださった。

そのなかで、

あのことば、「ナマケモノ」っていいですね。

といわれ、こちらは「・・・」。

すると、手を合わせて「ナマケモノ」と。

それで、やっと「ナマステ」のこと??と。

笑っては失礼と思い、「ナマステですね?」と聞くと、「そう!」と。

 

たわいもないことではあるが、忘れていることでも、こうしてご縁を通していろんなことを思い出す。

 

明日は昼席で御満座。

お誘いあわせてお参りを。

2013年10月15日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku