広南劇場

10月19日(土)

昨日の中国新聞に紹介された『宇都宮黙霖物語』

広南中学校文化活動発表会「広南劇場」のなかで、3年生が発表。

予定では11時ということだったので、法事と重なり観ることはできないかなと、とりあえずビデオを客席にセッティングして、法事に。

法事が終わり、次の12時の法事までにビデオを回収に行こうと思っていたら、少し開始がずれたようで、到着するとちょうど2幕目に入るところ。

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黙霖の「采女(うねめ)」という幼名。

男の子なのにどうしてこんな名前がつけられたのだろうという疑問から、この物語が作られたそう。

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その理由は明らかではないが、この劇では『万葉集』のなかにある、宮中へと出仕する“采女”への想いを歌った大伴宿奈麻呂の、

うち日さす
宮に行く児を
まかなしみ
留むれば苦し
やればすべなし

この歌をヒントに両親の名前に込めた思いを表した。

 

少年時代は恵まれていなかったかも知れないが、この長浜で叔父の常諦に勉強を教わり、石泉文庫に収められているたくさんの書物に出会い、その才能が開花。

病気で聴覚を失い、ことばも。
それでも、志を高くもった黙霖。

吉田松陰との往復書簡がなかったら、日本の歴史は変わっていたかも。

 

保護者・地域の方々の前で披露した創作劇。

一回きりで終わるのも惜しいかな。

 

その他、1年生が「食べることは生きること」、2年生が「人は食べるために働くのか」というテーマで発表。