華鬘草

3月30日(水)

薄墨桜が15個の花をほぼ開花。

小さな花だけど、初めてここで咲いた薄墨桜。

昨日縮景園で見たソメイヨシノのように咲くのは、まだまだ先のことかな。

 

ただいま庫裏の玄関先に可愛らしいピンクのハート型の花が咲き出した。

華鬘草けまんそうという花で、鯛釣草たいつりそうとも呼ばれる。

今月5日に苗を買って鉢に植えたら、

あれよあれよと成長し、あっという間に花が咲いた。

中国・朝鮮半島に分布する花で、仏具の華鬘に似ているところから華鬘草けまんそうと呼ばれるのだそう。

仏具の華鬘と言っても、専徳寺の本堂にあるのは房の付いた紐華鬘ひもけまんと呼ばれる華鬘。

だから、華鬘と言ってもピンと来ないのだけれど、奈良国立博物館で見た牛皮華鬘ごひけまんとか中尊寺の金剛華鬘とかいろいろ。

ただ、毒があるそうなので、お供えとしては向かないみたい。

このハートがもっと連なってくるそうなので、それはそれで楽しみに。

 

 

薄墨桜開花

3月27日(日)

昨日は雨。

雨がやんだ夕方、薄墨桜を見に行くと、

雫を垂らしながら開花!

そして、今日は青空の下。

何とも小さくて可愛らしい、下向きの桜。

他のつぼみも次々と咲きそうな感じ。

今年は小さなつぼみが何と13個も。

 

来年こそ咲いてくれるといいなと思っていたのに、今年これだけ花をつけてくれるとは。

来年は木が一回り大きくなると思うので、石垣の下からでも桜が見れるようになるかな。

ここで花見が出来ますように。

 

そして、翁草(うずのしゅげ)も次々開花。

 

2022年3月27日 | カテゴリー : 長浜 | 投稿者 : sentoku

広南中学校 離・退任式

3月25日(金)

寒の戻りから一変。
今日は穏やかな晴れ空。

午前中、広南中学校の離・退任式に。

在校生の保護者に限られていたので、小学校へは参加できず、中学校のみ。

お世話になった先生方の離・退任式。
このたび、校長先生と学校主事の先生2名が退任、4名の先生が離任することに。

「文化は繋いでいくものでもあるけれど、進化するものでもある」

と、最後の先生お一人お一人の言葉より。

 

コロナ禍でいろいろと制限がある中、こうして最後に立ち会えたことに感謝。

また、生徒たちの挨拶やお辞儀の姿を後ろから見ていて、立派になったなぁと。

お世話になりました。

 

薄墨桜のつぼみが一段と膨らんできた。

そして、翁草も次々開花。

 

春は別れの季節ではあるけれど、はじまりの季節でも。

これから何がはじまるかを楽しみに。

 

2022年3月25日 | カテゴリー : 長浜 | 投稿者 : sentoku

春季彼岸会

3月21日(月)

彼岸の中日。

まん延防止等重点措置が解けて初めての連休。
すぐには通常には戻れそうにないので、朝9時から春季彼岸会をおつとめのみ。

おつとめのみと言っても、このたびも『念佛日和』特別号による文書伝道。

来られなかった方にも後日お届け予定。

そして、このたびも花手水。

春らしく、元気になるような、そんな色合いに。

雪柳が自由にあちこち伸びて、桜のつぼみが今日2つも増えていた。

そして、ずっと気になっていた桔梗も新芽が出て来た!

 

暑さ寒さも彼岸まで

 

2022年3月21日 | カテゴリー : 法座, 行事 | 投稿者 : sentoku

普段着のお参り

3月20日(日)

春のお彼岸。

春のお彼岸も秋のお彼岸も、お参りに行くと「お彼岸のお忙しい時に・・・」と恐縮されて言われるのだけど、これまでそれほど忙しいことはなかった。
むしろ、「お彼岸でお忙しいでしょうから」と、敬遠される方が多かったのかなと思うくらいゆったりと。

でも、今年の春のお彼岸は、まん延防止等重点措置が先日解かれたこと、解かれて初めての連休とあってか、法事が次々と。

 

そんな中、今日ご夫婦でお参りしてくださったご門徒さんは、お父さんの祥月命日が昨日、葬式をしたのが今日、そして明日が自分の誕生日。
「家族に強制しないよう、普段着でお参り出来るご縁をと言うことでお参りさせてもらいました」と、昨年お一人でお参りになられ、今回は奥さまと御一緒にお参りくださって、記念写真も一緒に。

ずっとこれからもそれを続けていかれるのだそう。

寺から年回法要が当たっていますとのご案内はさせていただくのだけれど、それ以外は自由にそれぞれの思いでご縁に出遇っていただけたらいいのかも。

それぞれの思いで普段着のお参り。

今日は薄墨桜(江戸彼岸桜)のつぼみが一段と膨らんで。

 

明日は彼岸の中日。

朝9時より彼岸会のおつとめと、文書伝道によるご縁。
花手水も用意して、出来るだけ春を感じるご縁になれば。

2022年3月20日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

黙霖さん 新刊・新刊

3月19日(土)

あんなにポカポカしてたのに、昨日は雨風が強く、寒さが戻って。。。

今朝、お参り先で出来上がったばかりの本を頂戴した。

『黙霖 ろう勤皇僧 宇都宮黙霖の生涯』(呉ろうあ協会)

 

昨年、石泉文庫の虫干しを予定していた9月、呉ろうあ協会の方々が虫干しを見学に来られることになっていたのに、コロナで虫干しが10月に延期。

でも、せっかくのご縁なので、9月に予定されていたその日、話だけでもと言うことでお越しになられた。

その時に今年6月に開催予定の第70回全国ろうあ者大会 in Hiroshimaに向けてこの本『黙霖』を製作するため、準備を進めている話をお聞きし、製作途中の原稿コピーも見せていただいた。

その本がようやく出来上がったそう。

黙霖さんの生涯をまとめただけでなく、漫画も一緒に収録され、大変素晴らしい出来映えに。

大会が無事開催され、全国のみなさんに黙霖さんを知っていただけたらと願うばかり。

 

そして、もう1冊。

呉本くれぼん に』が届いた。

丸子玲子さんの『呉本』の続編。

とは言っても、正直その前の『呉本』を読んでなく、昨年6月末、このたびの『呉本 に』にも登場するご門徒さんから、「今回『呉本』の続編で、広を中心に本を書くそうなので、ぜひ黙霖さんの話をして欲しい」と依頼され、取材を受けることに。

その前にその『呉本』とやらはどんな内容か拝見しようと思ったのだが、絶版。。。

何も準備することなく取材を受けた後、『呉本 に』をクラウドファンディングで出版することになったと知り、前作の『呉本』も入手できるということで、そちらを。

 その返礼品として本日その2冊が届いた。

専徳寺は『呉本 に』の197頁から

専徳寺と 日本一、日本が好きな「もくりんさん」

に登場。

 

宇都宮黙霖、生誕200年まであと2年。

黙霖さん、じわりじわりと。

 

 

 

 

2022年3月19日 | カテゴリー : 石泉・黙霖 | 投稿者 : sentoku

薄墨桜のつぼみ

3月17日(木)

昨日の朝、2羽のツバメが帰ってきたようで、元気よく境内の上を飛んでいた。

そして、午前中御法事で広白岳地区のお宅へお参りに行くと、玄関先の桜が満開。

長浜の桜はまだまだだけど、螺山の北と南でこうも違うものなのかと。

 

連日、朝と夕方、あちこち芽が出て来る姿を眺めてまわるのが日課のようになっている。

雪柳ゆきやなぎが白い花を付け、風で揺れてる姿は何とも言えない。

また、先日の翁草おきなぐさはもうつぼみを付けている。

昨年植え付けた藤袴ふじばかま女郎花おみなえし糸薄いとすすき霧島竜胆きりしまりんどうの新芽が次々と出てくる。

山吹やまぶきも新しい枝が次々と地中から出て来て、小手毬こでまりも少しずつ芽が膨らんでいる。

ここにも!ここにも!と新芽を見つけるのを楽しみに。

ただ、桔梗ききょうがまだまだ何の変化も見られず。。。

 

一昨年植えた薄墨桜。
昨年の今頃、葉っぱが次々と出て来て、夏までに一回り大きくなった。

今年もつぼみが付いていないようだったので、また葉っぱばかりがこれから出てくるのかな。
来年くらい、花を付けてくれたらいいなぁと思いながらじっと眺めていたら。

何と!一本の枝の先に、ここだけ色が違ってピンク色。

これはひょっとして??

 

ここ数日は日中汗ばむほどの陽気だったけど、明日は雨で、そのあと寒さが戻ってくるとか。

どうぞ、お気をつけて。

 

2022年3月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(194)

3月14日(月)

昨夜降った雨が上がり、今朝は暖かい朝。
ウグイスの声がよく聞こえてくる。

今朝は今年度最後の広南小学校読み聞かせ。
先日高校を卒業した長男と一緒に。

担当は私が4年生、長男は1年生。

読んだ絵本は、

『森のおくから むかし、カナダであったほんとうのはなし
       (レベッカ・ボンド作・もりうちすみこ訳)

今年度最後、何を読もうかと思ってたところに、先週の火事。

また、4年生は「里山を愛する会」と一緒に一年間いろいろな活動をしたことを聞いていたので、この本を。

ちょっと読むには長い絵本だけど、最後のあとがきまで。

作者あとがき

 この話は、ほんとうにあったことです。主人公のアントニオは、亡くなったわたしの祖父、アントニオ・ウィリー・ジローです。祖父は14さいまで、カナダのオンダリオ州ゴーガンダのホテルでくらしていました。そのあと、アメリカ合衆国に移り住み、それまではフランス語を話していましたが、英語も話せるようになりました。
 わたしは、祖父について、いろいろな話を聞いています。長く農場をやっていたこと、バーモント州のあちこちで大工仕事をしていたこと、また、としをとってはじめて、アメリカインディアンの血をひく異母兄弟と会って、よろこんだことも。
 でも、わたしがいちばんすきなのは、祖父が自分の子どもたちに語って聞かせ、そして、母がわたしに語ってくれた、この話です。
 私の子どもたちは、もうアントニオに会うことはできません。でも、だからこそ、私は子どもたちに、ひいおじいさんが子どものころ、オンタリオ州ゴーガンダで出あった、このおどろくべきできごとを話してやりたいのです。

感想で、火事の怖さ、いのちの大切さを述べてくれた。

お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんから昔の話を聞く?

と聞いたけど、みんな首を横に。

いろんなことを聞いてもらいたいなぁと。

 

終わったところで、サプライズ

これまでにもお礼の手紙をいただいたことはあったけど、このたび初めて「〇〇さんの読んでくれた『〇〇』が心に残りました」と、具体的に感想を述べてくれていること。

多かったのは、

6年生は『つららのぼうや』と『おおにしせんせい』
5年生は『しらすどん』
2年生は『こねこのチョコレート』と『いちにちじごく』

心に残る絵本、印象に残る絵本に選ばれたのは素直に嬉しい。

コロナ禍で厳しい状況の中、年間11回行われた朝の読み聞かせ。
ご縁をいただけたことに感謝。

 

2022年3月14日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

東日本大震災から11年目

3月11日(金)

午後2時46分、梵鐘を撞く。

東日本大震災から11年目。

撞く前に呉市から黙祷を促す町内放送が流れたので、この梵鐘の響きがこころに届くといいなと思いながら。

 

正覚大音しょうがくだいおん 響流十方こうるじっぽう

南無阿弥陀仏

 

 

2022年3月11日 | カテゴリー : 長浜 | 投稿者 : sentoku

呉東組聞名講 3月例会

3月10日(木)

昨日から燃え続けている虹村(広多賀谷)の火災。(写真は黄幡弾薬庫前より)

今朝は風向きが変わったのか、午前中長浜にも飛んできて白く霞み、臭いがしばらく。。。

 

午後1時30分より阿賀西光寺にて呉東組聞名講例会。

3月はこの1年間にお亡くなりになられた講員の方の御遺族を迎えて追悼法要。

 

このたびは組長と聞名講担当法中にておつとめ。

法話の後の御示談では、講員同士の会話の中で出て来たと言う最近の通夜・葬式に関しての質問。

「果たして通夜・葬式の意味を理解してお参りさせてもらっているじゃろうか?」等々。

 
改めて通夜・葬式のあり方をみなさんと一緒に。