石泉文庫 工事中

3月6日(月)

青空の広がる良いお天気。

いつもなら月曜日はゆっくりしているのに、今日は朝からお葬式に年回法要、臨終勤行に遷仏法要と、午前中いっぱいお参りに。

お昼前、ようやくお参り先からの帰りに石泉文庫に。

 

今日から石泉文庫の土塀の修理が始まった。

昨年4月にクロガネモチが倒木し、土塀と向かいのお宅の屋根が崩壊。
向かいのお宅は早急に修理していただいたけれど、土塀は県の史跡のためすぐには修復出来ず、ようやく。

まずは瓦の修理をするそうで、瓦が外されていた。

長い間、通行止めとなり、ご不便をおかけしましたが、これでようやくきれいになりそう。

 

午後から広島別院へ。
令和4年度最後の〈御同朋の社会をめざす運動(実践運動)安芸教区委員会 組重点プロジェクトリーダー研修協議会〉へ。

どうやら一番乗り。

「広島における生活困窮者支援の取組み」と題して、NPO法人 反貧困ネットワーク広島の弁護士先生の話。

緊急避難場所シェルターの話など、知らなかった話をいろいろと。

そのあと、協議会があったけれど、お通夜のために途中で退席。

 

とりあえず、一つ一つ年度末の後片付け。 

 

 

 

 

 

 

恋虹ベンチ

3月4日(土)

午後から御法事のお参り先で、今日の午前中に三角浜(長浜第一公園)へ新しいベンチが設置されたと言う話を聞き、その帰りに三角浜へ。

 

オーストラリアの戦争花嫁第1号、チェリー・パーカー(桜元信子)さん。

《参考》『白豪主義に風穴を開けた日本の戦争花嫁、チェリー・パーカー』(SBS日本語)

チェリーさんゆかりの三角浜に、昨年「長浜里山を愛する会」がクラウドファンディングで寄付を募り、このたびベンチを設置。

ベンチの裏側には、ベンチの由来が。

新しい架け橋となりますように。

2023年3月4日 | カテゴリー : 長浜 | 投稿者 : sentoku

今日から3月 3つの会合

3月1日(水)

今日から3月。
穏やかな青空。

11時から広浄円寺にて呉東組聞名講委員会。

各地区の委員の皆さんが、集めて回った会費を納め、令和4年度の行事・決算報告、そして令和5年度の予定を。

それに先立って1月に本願寺でいただいた「御巧の御消息」の披露。

当初の予定では組長より披露することになっていたけれど、お葬式のため急遽欠席。
代わりに聞名講担当ということでお役が回ってきた。

長い長い巻物をクルクルしながら読むのかな?
そう思って会所に向かうと、長い長い御消息が机に広げられ、披露してあった。
そして、御消息は読み上げ用にご用意してくださっていたので、ホッと一安心。

 

 宗祖親鸞聖人は、煩悩具足の凡夫が阿弥陀如来の本願力によって信心をめぐまれ、浄土に往生して仏となり、迷いの世に還って人々を救うという道をお示しくださいました。私たちは、釈尊が明らかにされた諸行無常や諸法無我、縁起というこの世界のありのままの真実に気づくことができず、自らの欲望の赴くままに自己中心の心で物事を捉え、自分の思い通りにはならないことで悩み苦しみ、また他人ひとと争ったりしています。
 このように我執、我欲という煩悩から一歩たりとも自由になれない私たちを阿弥陀如来は哀れみ悲しまれ、そのままの姿で救うというご本願を建てられ、その願いのままにはたらき続けてくださっています。この願いが南無阿弥陀仏のお名号となって私に至り届き、私の信心となり、私の称名念仏となっているのです。
 浄土真宗のみ教えを依りどころとする私たちは、お念仏申す人生の中で常にわが身をふりかえり、慚愧と歓喜のうちに御恩報謝の生活を送らせていただくのであり、その中で他人ひとの喜びや悲しみを自分の喜びや悲しみとするなど、如来のお心にかなう生き方を志すような人間に育てられるのです。
 全国各地の講社の皆様が今日まで、愛山護法の思いから本願寺を支えてこられましたことは、まことに尊く有り難いことであります。呉東組聞名講は組内専徳寺の大洲順道住職、ならびに現在の呉市広地区にあたる旧広村の藤田譲夫初代村長の教導によって一八七八(明治十一)年に創設され、一九〇二(明治三十五)年九月二十九日付をもって本願寺から正式に設立承認されました。爾来、百四十年余りの長きにわたり、講員の皆様はその講名のごとく、お名号のおいわれを聞いて一味の信心をよろこび、仏恩報謝の生活にいそしまれて長く御法義相続、本山護持に努めてこられましたが、核家族化や少子高齢化など、講社を取り巻く今日の社会状況は従来とは少なからず変化しています。しかし、このような時代であるからこそ、聴聞を大切にされる講社の重要性はますます高まっていくでしょう。
 今後とも講員の皆様におかれましては、お念仏申しつつ、呉東組聞名講の一層の充実発展に努められますとともに、浄土真宗のみ教えを一人でも多くの方々に伝えることで、すべての人々が心豊かに生きていくことのできる社会の実現に尽くされますよう、心から念願いたします。

 令和元年 二〇一九年 八月六日

 本願寺住職 釋専如

 呉東組聞名講の方々へ

次回例会は3月10日専徳寺にて。
その時にこの御消息が披露される予定。
どうぞ、お参りを。

 

それが終わると広島別院に向かい、13時30分から今年度最後のサンガ部会。
いつもより開始が早くない?と思ったら、昨年のピースナイターで折っていただいた折り鶴を糸で千羽鶴にする作業が。

会議をしながら手元では糸通し。

机の上でしていたら何と「3」の文字が出来上がり。

とりあえず何とか50羽ずつ3本制作。
でも、ピースナイターで折っていただいたのは16,000羽。
3本したところで1%にも満たない。。。

 

夕方帰宅して、夜は今日3つめの会合、住蓮寺にて呉東組法中会。

いろいろと議題が終わり、最後は『御本典作法』の正信偈の練習2回目。

馴れてくると、なかなか心地よく。

 

帰宅する頃には雨がパラパラと。

明日は少し気温が低め。
体調には気をつけて。

2023年3月1日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

行列の出来る店

2月26日(日)

2月最後の週末。

今朝、螺山からウグイスの声が聞こえてきた。

日差しがどんどん春めいて、今年もフジバカマが次々と芽を出してきた。
昨年は小さなバッタに食べられ、残ったのは茎だけ。。。
そのあと、ホームセンターで見つけたのを植えたけど、花が咲くのがちょっと遅かったのかな。
今年こそはアサギマダラが立ち寄ってくれたらいいな。

 

立ち寄ると言えば、今朝10時前、法事で広に向かうと、行列。。。
お蕎麦屋饕餮庵さんのちょっと北、角っこに出来たお店。

とろり天使のわらびもち

昨日もお参りに行く途中、こんなところにわらびもち?
と思ってはいたけれど。。。

11時前に寺へ戻る頃はもっと行列。

 

広にはこれから吉野家にマクドナルドが次々と出店予定とか。

しばらく立ち寄れないなぁ。
そう思っていたら、結局一度も飲むことのなかったタピオカと同じことになるのかな。

 

 

 

2023年2月26日 | カテゴリー : 地域 | 投稿者 : sentoku

ピカソ

2月21日(火)

先週の月曜日。
読み聞かせをした後、お葬式。
そして翌日もお葬式。

2月に入って、寝る時の喉の乾燥予防のため、ナイトミンの口閉じテープを利用するように。
そのおかげか、喉の調子がよくなった。
調子に乗って思わず久しぶりに下っ腹に力を入れて読経して、翌日腹筋に激痛。。。
どうやら腹筋も肉離れを起こすらしい。

それからとにかく安静に。

そのおかげもあってか、何とか復活。

 

昨日は午後からひろしま美術館で開催中の『ピカソ 青の時代を超えて』展に。

ピカソの作品には、なかなか難しいところもあるけれど、いろいろご縁があって生まれた作品だったんだなぁと思いながら。
また、展示する場所で、作品の見方は変わってくるかなぁと思いながら。

 

そして今日。宇都宮黙霖の書を二幅、ご門徒様より寄贈頂いた。

 

先代が収集されたものだけれど、手元に置いておくよりも、お寺にある方が安心するからと。

何はともあれ、ありがとうございます。

 

 

 

 

2023年2月21日 | カテゴリー : 石泉・黙霖 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(203)

2月13日(月)

雨の月曜日。

今朝は広南小学校読み聞かせ。

先月はちょうど御正忌報恩講と重なったため、読み聞かせは休ませて頂いた。
今年初めての読み聞かせ、担当は6年生。

読んだ絵本は、『おにたのぼうし』(あまんきみこ 文・いわさきちひろ 絵)

毎年、この時期は鬼にまつわる絵本を。この絵本は2回目。

「2月にある行事って何がある?」と聞くと、「節分?」と答えが帰ってきた。
「バレンタインデー」と言われなくてよかったとホッとしながら、取り出した絵本は『おにたのぼうし』。

読んだことある人!と尋ねると、3人ほど手を挙げてくれた。

にんげんって おかしいな。おには わるいって、きめているんだから。おににも、いろいろ あるのにな。
にんげんも、いろいろ いるみたいに。

心やさしい“おにた”の切ない物語を、いわさきちひろさんのやさしい絵で。

 

終わった後、私にとっては今日が6年生への最後の読み聞かせだったので、最後の御礼を言ったら、6年生も御礼を言ってくれた。

6年間の読み聞かせで、心に残るような絵本と出会えていたらいいなと思いながら。

2023年2月13日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会 2月例会

2月8日(水)

『本願寺新報』2月10日号に、先日本願寺で行われた呉東組聞名講への「御巧御消息おんたくみのごしょうそく」拝受の記事が。

来月3月10日、当山専徳寺が会所に。
その時に例会では初披露の予定。

今夜は仏教壮年会の2月例会。

今回のテーマは『広村の妙好人』。

先日の呉東組実践運動研修会で、神英雄先生より『呉の妙好人に学ぶ』の話を。
スマホで一応録音していたのを、先日文字起こしアプリを初めて使ってみたら、あっという間に出来てしまった。
もちろん聞き直しながら、名前や地名は訂正するところもあったけれど、なかなかの精度かも。
昔はカセットテープを何度も何度もストップしては巻き戻し巻き戻し。
時間かけてしたものだけど。

その時の話の中に出て来た、《妙好人》というのは、詩や逸話を残すような人を指すのではなく、ただお念仏を悦んでおられる方だと。

そんなことから国立図書館デジタルコレクションでいろいろと調べていたら、『実験講話 自治の宗教』(佐藤厳英著 興教書院 大正6年)に次のような文章が。

四 まことの村  50~52頁

 彼の広村の美譚には、如何にして模範村になったかと云ふ問にして、役場員が一人も答へぬ。村民に尋ねると「如来様の御蔭で御坐ります」と答へる、隣郡の江田島村の村長が、役場員五人連で、隣村であるに拘らず、五日間もかゝつて、広村を調査したが、別に役場の事務としては感心せなかったが、神社と寺院に、村から世話して充分積金をさせて、村民を充分指導調育する爲め説教講話の出来る丈の、費途の出道を造ってあったことは、全国に類例がない、此れに先づ感心しました。それから五日目に帰る時、折角来たから、水力電気の本を見て来うと云って、路傍の民家に五人の荷物を預けて出掛け歸路聞けた家まで来ると、夫婦が出て来て、善う預けて下さった、難有ひと禮を云ひ、是非御茶をと、如何にも親切を込めて云ふて呉れるので、座敷に上がって茶を御馳走になると、奇麗な仏壇が据へてある。さうして、暇を告げて帰らんとすると、主人夫婦は、誠に難有と禮を云ふ。其處でそれは私共の方から禮を申す筈であると云ふと、主人はイエ私共の如き貧乏な、見る影もなき家へ、大切な御荷物を預けて下さった。其の信用をして頂く事が難有ひ、只今も如来様の御蔭であると、家内と御禮をした処であると云って喜んで居った。それから辞して帰りがけ、広村の経営設備は感心せぬが、吾が江田島には三千に近き戸数はあつても、斯様な人間は一人も居らぬ、此れ丈でも模範村の価値はあると云って、話して来たことでありますと、江田島の村長が私に話された。斯かる處に模範村の美点があるのであります。

多くの妙好人がこの広にいたのであろう。

また、昭和30年の『大乗』に祖父の語っている話も見つけた。
祖父は私の生まれる前年に往生しているので、声を聞いたこともないし、人づてにしか話を聞いたことがないので何とも驚き。

残っている、また残していくって大切なことだと改めて。

そんなことをこの度はいろいろと見つけて、広村の妙好人として紹介。

このご縁を大切に。

ようこそのお参りでした。

2023年2月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

広南学園 連絡協議会

2月7日(火)

今日は小雨がぱらつく一日。

午後から広南学園第2回校区内補導及び防犯連絡協議会兼長浜駐在所連絡協議会に。

各地区自治会長、民生委員、PTA、学校関係者と駐在さんが出席。

協議会の前に小学校と中学校の授業参観。

例年、協議会には来られても、参観される方が少なかったりする。
せっかく用意して頂いている時間なので、出来るだけ参観をするように。

まず最初に小学校1年生の教室に1人で入っていくと、
女の子と目が合って、
「大洲先生だ!」と。

担任の先生がびっくり。私もびっくり。

先生が「よく知ってるわね」と言うと、「読み聞かせに来てくれてるから!」と。

読み聞かせで名札をぶら下げているけれど、1年生にはまだ2回しか。
それでも名前を呼ばれて嬉しいばかり。

 

協議会では、自治会長から各地区の子どもたちの様子を聞く。
どこもみんな元気な声で挨拶をしてくれているとの報告。

挨拶

「挨拶」と言うのは仏教用語から来ているそう。

一挨一拶いちあいいっさつ、禅宗で使われているとか。
《参考》浄土真宗本願寺派WEBサイト

 

地域ぐるみで子どもたちと共に。

 

 

 

2023年2月7日 | カテゴリー : 地域, 長浜 | 投稿者 : sentoku

School of Buddha 広島別院

2月4日(土)

今日は広島別院で『School of Buddha』開催。

高校生を対象とした初めてのイベント。

スタッフは午前中から夕方まで一日がかりの作業なので、一日予定を空けていたけれど、昨日お葬式の依頼があったので、9時にお葬式をお参りしてから広島別院へ。

 

このたびは、広島別院を学校に見立て、担任の先生は、

 

広島県の中高生応援番組!『大窪シゲキの9ジラジ』(HFM)でおなじみの大窪シゲキ(オオクボックス)先生。

まずはホームルームから始まり、出席をとりながら、簡単な質問をして場を暖める。

1時間目は、お坊さんYouTuber武田正文先生より仏教のお話。

その後、休憩を挟んで2時間目アイスブレイクとして参加者・スタッフで盛り上がり、

3時間目グループに分かれてグループトーク。

このたび23名の参加者で、5つのグループに分かれて。

記録係として意見を聞かせていただいたが、今日参加してくれた高校生のみなさん、しっかりしてるなぁと思いながら。

グループセッションで出た話を元に、最後は4時間目大窪シゲキ先生と武田正文先生によるクロストーク。

 

今回のテーマは、サンガ部会で以前作ったリーフレット、SNSに生きづらさを感じているあなたへより。

「SNS」「生きづらさ」、このテーマで正直どうなるんだろうと思っていたけれど、ネガティブではなく終始ポジティブな感じ。

初めてのイベントは、先日のコンサートでも感じたけれど、まずやってみないと分からない。
でも、やって良かったと思えたら、次につながるのかな。

高校生に元気をもらって。

 

 

2023年2月4日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

呉東組実践運動研修会

1月31日(火)

昨日は午後から府中明浄寺にて満中陰法要。

御法事の後、いろいろな方からいろいろな話を聞かせていただく。
ご往生された前住職様のことはあまり記憶にないのだけれど、親戚、有縁の方々の声を聞かせていただくことで、いろいろと偲ばせていただく。
コロナ禍で、ご法事をごく身内だけで行うようになってしまっているけれど、こうした有難いご縁、元に戻るのだろうか。。。

 

前住職様が趣味でお念珠をお作りになっていたそうで、自ら集めた小さな栴檀の実をアルコールに漬け、穴を開けてお念珠用に。その珠で作った単念珠をいただいたので、今日は早速そのお念珠を持って午後から呉東組実践運動研修会に。

実践運動研修会も3年ぶりの開催。
クレイトンベイホテルにて。

このたびは『岩見と安芸の妙好人に出遇う』の著者、神英雄先生をお招きして。

『呉の妙好人に学ぶ』

前半は「妙好人」の話。

そして、後半は長浜の九右衛門男きゅうえもんのむすこの話。

何故「想四郎・想吉」の物語でなく、「九右衛門男」なのか、その謎が今日の話で解けた。

『妙好人伝』に登場してくる話は、史実通りのものではなく、脚色されたものも多いのだそう。
それは別に全くのフィクションではなく、お念仏を伝えるための方便として。

今で言うところの〈盛ってる〉話。

長浜の九右衛門も、長浜に伝わる話と『妙好人伝』の話はところどころ食い違っている。
だからと言って、現在伝わっている話を今更訂正することも必要ないそう。

土徳

今日は長浜の土徳の話をしてくださった。

 

せっかく長浜の話だからと、講演だけでもと聴講される総代さんも参加し、専徳寺から9名。
呉東組全体で75名の参加。

そのあと、久しぶりの会食も。

 

ここのところハードスケジュールが続いた1月が今日でおしまい。

2023年1月31日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku