広南小学校3年生 地域学習

2月9日(火)

先月、石泉文庫の防火訓練に参加した広南小学校3年生。

そのとき、初めて石泉文庫の存在を知った児童も多かったそう。

また、専徳寺も。

そこで、今日は地域学習の一環として、専徳寺をたずね、専徳寺と石泉文庫のことについて学ぶことに。

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昨日、質問を10題あらかじめいただいた。

◎専徳寺について知りたいこと
・いつ建てられたのですか?
・誰が建てたのですか?
・専徳寺という名前はどうしてつけられたのですか?
・お寺の中に何がありますか?
・どんな行事がありますか?
・何代続いていますか?

◎石泉文庫について知りたいこと
・いつ建てられたのですか?
・誰がどうして建てたのですか?
・何冊の本があるのですか?
・どんな本があるのですか?

 
話の中にこれらの答えが隠されているって言うのが良いのかも知れないけれど、限られた時間の中で伝えるため、その10題の質問に沿って、専徳寺と石泉文庫のことについて話すことにした。

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まだ知らないこと、むつかしいことも多いので、なかなか理解することは難しかったかも知れないけれど、家に帰って、お父さん・お母さん、おじいちゃん・おばあちゃんと、「今日、専徳寺へ行ったよ。〇〇〇だったよ。」と、話が出るといいな。

ようこそのお参りでした。

善教寺仏教婦人会より

11月7日(土)

心配された雨の訪れが遅れた。

今朝は、髙田西組の善教寺仏教婦人会様がお参りに。

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準備万端のつもりが、おつとめが終わり、プロジェクターを使って話をしようと思ったら、接続が悪く、画像が映らず。。。

仕方がないので、iPadの小さな画面を見せながらお話を。

 

石泉文庫の由来、虫干しの話、宇都宮黙霖のこと。。。

 

「宇都宮黙霖」、ほとんど知られていなかった。

でも、大変興味をもって聞いてくださったようで、石泉文庫のあと、宇都宮黙霖生誕の地 住蓮寺へとご案内すると、「あ~、これがさっきの『花燃ゆ』に出なかったっていう黙霖さんの。。。」と。

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実際にこの地に足を運んでみないと、分からないこと、知ることのなかったことってたくさん。

みなさんにとって、よいご縁となりますよう。

ようこそのお参りでした。

2015年11月7日 | カテゴリー : 見学 | 投稿者 : sentoku

安芸教区仏教壮年会連盟 石泉見学

7月25日(土)

よく晴れた暑い一日。

昨夜8時40分頃、京都から呉東組児童念仏奉仕団一行が帰ってきた。

ご門主さま、前門さまお揃いだったようで、長男も前門さまから「がんばってくださいね」と声をかけていただいたとよろこんで。

よいご縁をいただいたよう。

 

今日は安芸教区仏教壮年会連盟主催の研修旅行。

『三業惑乱と芸轍の歴史を訪ねる旅 石泉和上と円識和上』と題して、午前中に当山専徳寺、午後から蒲刈弘願寺を訪ねる日帰りツアーに、ご一行34名が訪れる。

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さすがは仏教壮年会連盟の役職についておられるみなさん。

お念仏が本堂に満ち満ちて。。。

おつとめの後、石泉文庫の話、専徳寺の話をさせていただいて、質問をうかがうと、仏教壮年会の活動を問われ、毎月8日に例会をしていることと、次の訪問地、弘願寺仏教壮年会との交流のご縁で、除夜会の蓮の紙花のキャンドルが生まれたことを紹介させていただいた。

そして、石泉文庫へとご案内。

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石泉文庫までの細い道程、そして、この細い階段を昇って文庫のなかへ。

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みなさんもそれぞれに自坊でいろいろな活動をされているようで、そんな話を道中聞かせていただきながら。。。

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ようこそのお参りでした。

中央仏教学院卒業生来訪

10月9日(木)

今日は中央仏教学院の卒業生が、「芸轍をたずねる旅」と題して、石泉文庫の見学に。

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50名近くの方が、安芸のお寺を3ヶ寺訪れるそうで、専徳寺は2ヶ寺目。

讃仏偈のおつとめの後、石泉文庫の由来等30分ほどお話させていただく。

 

そのあと、石泉文庫、住蓮寺と案内してお見送り。

みなさん、薄暗い石泉文庫の2階に上がってぎっしりと詰まった書庫を見ると、「わー・・・」っとの声。

江戸時代よりずっと受け継がれていることが伝わったよう。

 

青空のもと、ようこそのお参りでした。

2014年10月9日 | カテゴリー : 見学 | 投稿者 : sentoku

宗学院研修旅行 & 仏教壮年会例会

10月8日(火)

台風が近づいている。

ただ、夕方まで雨が降らず、午前中目一杯小坪地区の報恩講参り。

そして、午後からは京都より宗学院のみなさんが、研修旅行で当山専徳寺と石泉文庫を訪問。

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宗学院は大正13年に設立。

その発案者の一人、是山恵覚和上が御自坊の光宣寮より石泉僧叡和上の著述を出版したことによって、それまで異端的に見られていた石泉が再評価されることに到った。

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さすがにこんな曇り空では文庫のなかは真っ暗。

本堂へ主な著述は運んでおいたので、ゆっくりご覧いただけてよかった。

 

そして、今夜は仏教壮年会の例会。

今日は報恩講のご縁でもあったので、金子みすずさんの「お仏壇」の詩をお味わい。

 お仏壇

お背戸(せど)でもいだ橙(だいだい)も
町のみやげの花菓子も、
佛さまのをあげなけりゃ、
私たちにはとれないの。

だけど、やさしい佛さま、
ぢきにみんなに下さるの。
だから私はていねいに、
両手をかさねていただくの。


家にやお庭はないけれど、

お佛壇にはいつだって、
きれいな花が咲いている。
それでうち中あかるいの。

そしてやさしい佛さま、
それも私にくださるの。
だけどこぼれた花びらを、
踏んだりしてはいけないの。

朝と晩とにおばあさま、
いつもお燈明(あかり)あげるのよ。

なかはすっかり黄金(きん)だから、
御殿のように、かがやくの。

朝と晩とに忘れずに、
私もお禮(れい)をあげるのよ。
そしてそのとき思うのよ、
いちんち忘れてゐたことを。

忘れてゐても、佛さま、
いつもみてゐてくださるの。

だから、私はそういふの、
「ありがと、ありがと、佛さま。」

黄金の御殿のようだけど、
これは、ちひさな御門なの。

いつも私がいい子なら、
いつか通ってゆけるのよ。

 

報恩講参りで、午前中ずっと何方かのお宅のお仏壇と向き合っている。

それぞれのお仏壇にお礼をあげながら、いろんなご縁をいただくとき、ふとこの詩を思い出す。

 
 

例会が終わったら、

 
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ちゃんとお供えをお下がりに。

 

台風で心配ななか、ようこそのお参りでした。

石泉文庫見学

3月13日(水)

今日は雨のなか、宗学院に通っている組内寺院の御住職が、学友と一緒に石泉文庫の見学に。

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専徳寺で少し石泉和上の話をした後、石泉文庫へご案内。

文庫のなかは照明がないので、こんな日は真っ暗。
懐中電灯を使ってお聖教を手に取る。

宗学院で講録(親鸞聖人の著作に関する講義の記録)を学ぶ方々にとって、ここは知識の宝庫。

今の時代、どんどん便利になり、こうした講録が収まった『真宗全書』も、国会図書館ホームページ近代デジタルライブラリーで閲覧出来るようになったが、それでもまだまだ文庫のなかに眠ったものも存在する。

 

20数年前に大学の卒業論文を書いた頃、貴重書のためコピーが出来ず、また今のようなデジカメもなく、卒業論文を書くための資料集めに石泉文庫の本を2日で3冊ほど書き写したら、夕飯の茶碗が持てなくなった。(※字は右手で書くが、箸は左手で持つため。)
それで、ワープロを購入することに。

そんなことを思い出す。

不便さを知っているから、便利だと感じ、ありがたいと感じる。

時には不便なこうした昔ながらの場所へやって来るのもよろしいかと。

広南小学校 石泉文庫見学の感想文

2月15日(金)

今日は雨がぱらつく涅槃会。

お釈迦さまが亡くなられた日。
仏弟子として、お釈迦さまの生涯を偲ばせていただく。

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午前中、婦人会の新年会が開かれたが、急な法務のため不在。
先の日曜日がダーナの日。
その日にちなんで募金活動をしていただいた。

これらの募金は呉東組仏教婦人会連盟を通して、いろんなところへ役立てていただくことに。

 

それから、先日石泉文庫を見学に来た広南小学校の3年生から感想文をいただいた。

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3年生は、地域のことをいろいろと学んでいるようで、自分たちの住んでいる長浜・小坪の地域に大変関心を示している。

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そして、それを伝えている地域の先輩方にありがとうの気持ち。

 

それにしても、みんな字がきれいに。
黙霖さんもさらさらときれいな字。

きれいに字を書くこと。
それはある意味ダーナ。

ダーナとは、インドのことばで「布施」を意味する。

「布施」とは、慈悲の心をもって、相手にほどこすこと。

相手を敬い、思いやりの心をもって何かをすることすべてが布施。

 

読む相手を思い、読みやすい字でていねいに書くことも布施。
相手を思い、やさしいことばをかけるのも布施。
相手を思い、にこやかな笑顔で接するのも布施。

世のなかにはいろんな布施(ダーナ)がある。

 

涅槃会に、いろんなことを感じるご縁をいただいた。

みんなの心にありがとう。

2013年2月15日 | カテゴリー : 見学 | 投稿者 : sentoku

広南小学校3年生 石泉文庫見学

2月4日(月)

一昨日は春の陽気。昨日も少しその名残があったが、今日は雨が降り、少し肌寒い。

そんななか、傘をさして広南小学校の3年生が、石泉文庫を見学に。

先月(1月17日)の石泉文庫の消防訓練に参加して、いろんなことに興味をもったようで、内部を見てみたいと。

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文庫の2階は薄暗く、階段も急なため、怖がりながらも5人ずつ順番に上がって、文庫を見学。

上がってみると、初めて見る石泉文庫の本にみんな興味津々。

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特に宇都宮黙霖の書を手に取り、読めないけれどもきれいに書かれた字に感動。

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「聾僧 黙霖 覚了」

見学後、専徳寺に場所を移し、プロジェクターを使って宇都宮黙霖の生涯を紹介。

まだ日本史を習っていない3年生には、「尊王攘夷」はなかなか難しいかな?と思いながらも、みんな最後まで一生懸命聞いてくれた。

 

大病に冒され、耳が聞こえなくなり、大変な状況にもかかわらず、自らの大義を究めていく。

その頃から名告った「黙霖」という名前。

「霖」という字を調べてみたら、「霖雨蒼生(りんう・そうせい)」ということばが出てきた。

苦しんでいる人びとに、救いの手を差し伸べること。また、民衆の苦しみを救う慈悲深い人のこと。

霖雨(長い雨)が恵みの雨となり、枯れかけた草木を助けるところから出来た熟語だそう。

喋ることは出来ないけれど、黙って苦しんでいる人たちを助けたい!
恐らくそんな由来がこの名前にあるのだろうか。

 

生涯を通し、この方の人生は決して恵まれた状況にはなかったかも知れないが、石泉文庫の本には恵まれた。

歴史上、それほど大きく取りあげられることはないが、この人がいなかったら、今の日本はどうなっていただろう。

そんな人を身近に感じた3年生。

自分の好きなこと、やりたいことを最後までやり遂げられるかな。黙霖のように。

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ウォーキング大会 長浜史跡めぐり

12月8日(土)

今日は、呉市健康運動推進協議会・広地区自治会連合会の“地域に根ざす健康づくり事業”、ウォーキング大会~長浜史跡めぐり~に参加の皆さんが、広市民センターを9時に出発し、海軍第11航空廠正門跡=専徳寺=石泉文庫=住蓮寺=入江神社、そして出発地の広市民センターへという行程で、専徳寺を訪問。

天気予報では、雨の予報も出ていたので、主催・お世話された方々は気をもんだのではないだろうか。

 

寒いものの、朝から快晴のもと、100名以上の方が2班に分かれて来られた。

事前に専徳寺と石泉文庫の紹介原稿を依頼され、それをもとに冊子が作られていたので、現地では5分ほどの簡単な説明のみ。

石泉文庫は、大勢は入れないので、通りから外観だけを見ていただく。

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それでも、皆さん次の目的地に向けて笑顔で元気よく。

無事終了して何より。

ようこそのお参りでした。

2012年12月8日 | カテゴリー : 見学 | 投稿者 : sentoku

広南小学校 読み聞かせ (9)

11月5日(月)

祭明け。
朝から小雨の降る月曜日。

今朝は広南小学校に1ヶ月ぶりに読み聞かせに。

今回は2年生を担当。

元気いっぱいの2年生に、今回読んだ絵本は、

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『かえる を のんだ ととさん』

“ととさん”が“かかさん”に次々「かかさんや、どうしましょう」と尋ねるのだが、“かかさん”はいつも、

「おしょうさまに ききなされ」

大変テンポのいい話で、この話を聞いたことのある児童もみんな静かに聞き入った。

 

「おしょうさま」・・・。

今の時代、和尚さまに尋ねることって、だんだんと無くなってきてるのかなぁ。

「親鸞聖人」の「聖」というのは、「ひじり」とも読む。

この「ひじり」の語源は、「日知り」から来ると聞く。

太陽を知る者。
農作物を作るのにも何をするにも、天気を知る者は尊ばれた。
そんなことから、いろんなことを知っている和尚さんは「ひじり」と呼ばれるようになった。

天気に薬、いろんなことを知っていた昔の和尚さん。
今の時代、いろんなことを知っている人はたくさんいるし、その道のエキスパートと呼ばれる人も。

そうなると、和尚さまに聞くのは仏教に限られてくる。
ただ、だからといって仏教に限らず、いろんなことに興味は持っておきたい。

先日、某若院さんから、法事で小さな女の子にセーラームーンの話をしたら、その子から手紙をもらったと聞いた。

それも大きなご縁。

 

今日は広商店街の報恩講参り。

やっとつかまり立ち出来るようになった子が、おばあさんとひいおばあさんと一緒にお参り。
今年の初参式にお参りしようと思っていたのに、風邪をひいて出来なかったそう。

それが、今日も風邪をひいたので保育所を休ませ、お母さんが病院の予約を取るために預けられ、それでたまたまご縁にあったのだと。

 

風邪をひいてご縁にあえなかったのに、風邪をひいたからご縁にあった。

それも大きなご縁。

ようこそのお参りでした。

2012年11月5日 | カテゴリー : 見学 | 投稿者 : sentoku