広南小学校 読み聞かせ (9)

11月5日(月)

祭明け。
朝から小雨の降る月曜日。

今朝は広南小学校に1ヶ月ぶりに読み聞かせに。

今回は2年生を担当。

元気いっぱいの2年生に、今回読んだ絵本は、

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『かえる を のんだ ととさん』

“ととさん”が“かかさん”に次々「かかさんや、どうしましょう」と尋ねるのだが、“かかさん”はいつも、

「おしょうさまに ききなされ」

大変テンポのいい話で、この話を聞いたことのある児童もみんな静かに聞き入った。

 

「おしょうさま」・・・。

今の時代、和尚さまに尋ねることって、だんだんと無くなってきてるのかなぁ。

「親鸞聖人」の「聖」というのは、「ひじり」とも読む。

この「ひじり」の語源は、「日知り」から来ると聞く。

太陽を知る者。
農作物を作るのにも何をするにも、天気を知る者は尊ばれた。
そんなことから、いろんなことを知っている和尚さんは「ひじり」と呼ばれるようになった。

天気に薬、いろんなことを知っていた昔の和尚さん。
今の時代、いろんなことを知っている人はたくさんいるし、その道のエキスパートと呼ばれる人も。

そうなると、和尚さまに聞くのは仏教に限られてくる。
ただ、だからといって仏教に限らず、いろんなことに興味は持っておきたい。

先日、某若院さんから、法事で小さな女の子にセーラームーンの話をしたら、その子から手紙をもらったと聞いた。

それも大きなご縁。

 

今日は広商店街の報恩講参り。

やっとつかまり立ち出来るようになった子が、おばあさんとひいおばあさんと一緒にお参り。
今年の初参式にお参りしようと思っていたのに、風邪をひいて出来なかったそう。

それが、今日も風邪をひいたので保育所を休ませ、お母さんが病院の予約を取るために預けられ、それでたまたまご縁にあったのだと。

 

風邪をひいてご縁にあえなかったのに、風邪をひいたからご縁にあった。

それも大きなご縁。

ようこそのお参りでした。

2012年11月5日 | カテゴリー : 見学 | 投稿者 : sentoku