専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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1月27日(月)
今朝はずいぶん冷え込んだ。
今年初めての読み聞かせ。
今朝の担当は1年生。
年の初め、1年生には楽しい絵本を。
ペッタンペッタン、叩かれ、のばされ、引きちぎられ、しまいには食べられてしまうおもち。
かがみもちは、決心して逃げ出して・・・。
何ともユーモラスなお話。
「お正月におもちを食べましたか?」と尋ねると、「しょうゆを付けて!」「きなこもち!」と元気な答え。
でも、おもちの気持ちなんて考えて食べてる子はいないかな。
そういえば、先日、某コンビニで、フォアグラを使ったお弁当が、飼育方法が残酷だとの意見を受けて、発売中止になったとか。
読み終わった後、面白いことに、表紙の絵を見て、この顔が怒った顔に見えるという子と、怒ってるようには見えないという子が意見を交わす。
相手の気持ちを考える。
大切なことではあるが、
「さーてね。それは おもちに きいてみんと わからんのう。」
最後の言葉が頭をよぎる。
何はともあれ、食事の後は「おかげでごちそうさまでした。」
1月21日(火)
今朝、広南小学校の津波を想定した避難訓練を実施。
南海トラフ地震による津波が発生した場合、海に面した広南小学校は波にのまれてしまう可能性が大きい。
昨日も広島県一斉防災訓練が行われたそうだが、今日は上級生が下級生の手をとり、先生の指導の下、自治会・警察・消防・赤十字奉仕団など、地域の方々と一緒に専徳寺境内まで避難。
先日、東日本大震災の津波で、全校児童の7割が犠牲になった大川小学校の一件は、避難開始の意志決定の遅れが最大の要因との最終報告があったばかり。
緊張感のある、キビキビとした避難の様子を見ながら、日頃からの心がけ、そして、「みんなで」という思いがなければ!と、つくづく。
総評があった後、児童から日頃お世話になっている地域の皆さんへ「ありがとうソング」のプレゼントと、ひとりひとりに児童の書いた感謝の手紙が手渡された。
寒いなか、大きな大きな「ありがとう」が境内に。
自分で守る みんなで守る 大切ないのち。
1月20日(月)
今日は午後から呉東組聞名講の1月例会が白石説教所にて。
天気予報では雨だったが、何とかお天気が。
正信偈のおつとめ、御消息の拝読、そして法話。
中休みには白石の方々がみなさんに甘茶の接待。
今日は大寒。
御示談の進行役が控えていたので、飲むことはご遠慮させていただいたが、お気持ちで暖かく。
御示談では、法話の前に「不体失往生とは何ですか?親鸞さまは不体失往生されたのですか?」との質問を紙に書いたものをいただいた。
どうしてこのような質問が出たのかと思って、「不体失往生」を検索すると、真っ先に出て来たのは某団体のアニメ。
昨年、このあたりでも上映会があったとは聞いていたが、・・・。
何はともあれ、「体失往生」「不体失往生」は、親鸞聖人の孫 覚如上人の著した『口伝鈔』のなかに登場する。
身体がなくなった時に往生することを体失往生。身体を失わず信心を得た時に往生することが確定することを不体失往生という。(『浄土真宗辞典』)
法然聖人門下で、証空上人と親鸞聖人がこの義に分かれ、親鸞聖人は、今、その身と定まらせていただくことをよろこばれたという話。
今日はその後に役員会があるため、質問はこのひとつ。
役員会で3月に開かれる委員会に向けての議案。
どうしたら講員の方に講のことを伝え、例会にお参りいただけるか。
一生懸命知恵を出し合っておられるのを聞かせていただいた。
外に出ると雨。
ようこそのお参りでした。
1月18日(土)
今日の中国新聞朝刊、呉・東広島版に昨日の石泉文庫防火訓練の模様が掲載。
「意識して周りの家に声を掛けたい」
昨日、ニュースで19年前の阪神淡路大震災で家を失った方で、公営住宅へ入居されている方の高齢化が進み、孤独死のケースも増えていると聞いた。
声を掛け合うことの大切さをしみじみと。
午前中、法事を2件済ませて大急ぎで呉市文化ホールへ。
広南小学校の出番は、予定では12時14分。
時計を見ながら、大急ぎで少し離れた場所に車を駐め、息子を抱えてホールへと・・・。
さすがに手前の横断歩道で息切れ。
それでも、急いでホールへ到着すると、ロビーのモニターから「ビビデバビデブー」!
もう始まってる!!と思い、広南は前の方の席だったからと下の扉へ走って向い、ソーッと開けた扉の向こうには・・・。
何と舞台袖!?
大慌てで扉を締めて上に駆け上がり、一番後ろで鑑賞。
次男が「お母さんはどこ?」と問うので、ビデオをズームしてお母さんの姿を。
お母さんの姿を見つけて、それで安心したかと思うと、今度は近くで座ってみたいと・・・。
ほんの数分の出来事だったけど、良い時間をいただいた。
小学校の学習発表会、広地区合唱祭、そしてこのたびのコーラス発表会。
3回観させていただいたが、練習を重ねて、みなさん良い顔で。
こんなに一生懸命な親の姿、是非とも子どもたちに見せて欲しいなと、観客席からふと。
この後、午後4時から広ステーションホテルにて呉東組の役員会。
続いて6時から呉東組総代会の新年会。
いずれもいずれも、声をかけあって。
今日はそんな一日。
1月17日(金)
阪神・淡路大震災から19年目。
今日は、1月26日の文化財防火デーを前に、呉市の文化財で1番最初の防火訓練が石泉文庫にて。
今年も広南小学校3年生のみなさんが地域の方と一緒に参加。
消防署への通報と、地域の方の初期消火。
しばらくして消防車が専徳寺・住蓮寺前に到着し、消火栓よりホースを伸ばして石泉文庫へ。
消防隊員の消火活動により鎮火。
そのあと、場所を専徳寺境内に移して、消火器の扱い方の講習。
短い時間のなかで、まわりに「火事だ!火事だ!」と知らせ、「○○さん、119番に連絡お願いします!」の指示。そして、火の近くへ消火器を運んで、ピン・ポン・パン!
「ピン」で栓を外し、「ポン」でホースを外して狙いを定め、「パン」で発射。
そして、天ぷら火災の実験を見学。
間近で、地域の宝、文化財をみんなで守る姿。そして、火事の怖さを学ぶ良い体験となったかな。
火の用心、マッチ一本火事のもと。
日頃からの心がけを大切に。