11月3日(土)
今日は長浜入江神社の秋祭。
呉市では恐らく一番遅い秋祭。
昔と比べると随分規模は小さくなったが、それでも長浜出身の若い人たちがこの日は地元に帰ってきて祭を盛り上げる。
長浜祭り愛好会
30代・40代の人たちが中心になって、これまで毎晩笛や太鼓を子どもたちに指導。
以前はこの曳き船を引っ張って、その後を太鼓や御輿などが一緒に長浜を練り歩いていたが、昔と交通事情が変わり、この曳き船は今では入江神社の境内で披露のみ。
この祭を長浜で育った人たちは次の世代へと大切につないでいる。
大きな太鼓を豪快にグルグルと回す姿は豪快そのもの。
ふるさとを大切にし、そこで受け継がれているものを大切にする。
今では次第に失われつつあるものを、大切にして遺して欲しい。
今日、初めて御輿を二基つなげて回す姿を見せていただいた。
『妙好人伝』にも登場する「想四郎と想吉」兄弟。(九右衛門の男)
その兄弟の思いは、こうして祭の中で受け継がれている。
自分にとっての「還る場所」。
この祭はそんなことを感じさせてくれる。