広南小学校読み聞かせ(75)

3月7日(月)

一昨日より急に暖かくなって、今朝はつぶ山からウグイスの声。

 
今日は広南小学校の読み聞かせ。
担当は3年生。
読んだ本は、

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『ええところ』  (作 くすのきしげのり 絵 ふるしょうようこ)

 
今年度、一番たくさん読んでいるくすのきしげのりさんの作品。
読む前に、「みなさんは、自分のいいところってありますか?」と尋ねたら、「ない。。。」という答えばかり。
そう。今日読んだ本はそんな女の子のお話。

  
あいちゃんは背が低くて走るのも遅くて、100点なんて1回もとったことがない。
「わたしって、ええところ、ひとつもないなあ」と、ともちゃんにいうと。。。
 
この本は、

今から20年ほど前、作者のくすのきさんが小学校の教諭だったころに子どもたちとはじめた「よい子の石」。「よいおこない」ができたとき、用意した自分の友だちのペットボトルに直径1センチくらいの白い小石を一つずつ入れていくのです。いつもよりがんばれたとき、だれかを助けたとき・・・。「よい子の石」をもらったときの、花が開くような子どもたちの笑顔からこの物語は生まれました。

と。

 読み終えて、再び「自分のいいところ、ありますか?」と尋ねたけれど、やっぱり「ない。。。」と。
欠点ばかり見つけるよりも、「ええところ」を見つける方が、きっとこころをあったかくする。
「みんなも、友だちのいいところを見つけて教えてあげてくださいね。」。

2016年3月7日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku