3月8日(火)
今朝は深い霧にすっぽりと。
本願寺のホームページに、呉東組ご縁の会。
そして、今夜は仏教壮年会の3月例会。
もうすぐ東日本大震災より5年目を迎える。
震災でお子さんを亡くされたお母さんの綴った絵本を紹介。
確か以前『本願寺新報』で紹介されてたのを見て購入したなぁと思って調べてみたら、何と作者の方が本願寺の宗務所員研修会で講師をされた記事(本願寺HP)を発見。
いくら時間が経っても、かなしみは消えない。
でも、「かなしみとありがとうとを胸に生きていこうと思っています」と。
今日はそのあと、涅槃会の話から、「涅槃寂静」について。
この上ないという意味の「至極」。
その「極」を超える漢数字の単位が、「恒河沙」「阿僧祇」「那由他」「不可思議」「無量大数」と、お経に出て来る言葉がずらり。
その反対に、小さいことを表すのが、分・厘・毛・・・とはじまり、またまたお経に出て来る言葉が出てきて、一番小さな単位《10の-24乗》が「涅槃寂静」。
「涅槃寂静」とは、限りなく0に近い数字ということだろうか。
かなしみは0にはならない。 ならないけれど、
本願力にあひぬれば むなしくすぐるひとぞなき 功徳の宝海みちみちて 煩悩の濁水へだてなし
いろんなことを思いながら、今日もお葬式でいただいた『高僧和讃』の御文をふと。
3月11日。 午後2時46分、梵鐘を撞く予定。
ようこそのお参りでした。