2月6日(月)
雨上がりの朝。
今朝は広南小学校の読み聞かせ。
担当は6年生。
読んだ本は、
『ないた赤おに』 (浜田廣介 作・いもとようこ 絵)
先週末、2月3日が節分。
毎年この時期、鬼にまつわる絵本を。
この話は、小さい頃に藤城清治さんの影絵で観た記憶が残る。
今、2年生の国語の教科書に載っているみたいだけど、6年生は誰もこの話は知らないみたい。
覚悟はしていったけれど、読むにはちょっと長い。。。
限られた時間の中で、読む側には少し大変だけど、とってもせつない、いい物語。
人間と仲よくしたい やさしい赤鬼。
ココロノ ヤサシイ オニノ ウチデス ドナタデモ オイデクダサイ オイシイ オカシガゴザイマス オイシイ オチャガゴザイマス
と、看板を立てて待つものの、人はそれを見て、だまして食うつもりだと疑い逃げていく。
鬼はせっかく作った看板を壊してしまった。
そこに友達の青鬼がやってきて、その訳を尋ねる。
赤鬼の話を聞いた青鬼は、自分が人里で暴れるから、それを君がやっつければ、人は君のことを見なおして、来てくれるようになるだろうと。
その言葉どおり、人は赤鬼のもとを訪れるようになり、仲良くなるのだけれど、気がかりは青鬼のこと。
そこで、青鬼のもとを訪ねていくと、そこには青鬼の手紙が。。。
とっても長い話だけど、最後までシーン。
そして拍手。
鬼は外。福は内。
鬼は悪者、恐いものというイメージがついてしまっているけれど、絵本に出て来るのは心やさしい鬼がたくさん。
こんな絵本を読むと、「福は内。鬼も内」と変わるかな。