5月10日(水)
午後から仁方浄徳寺にて、呉東組聞名講。
いつものように、正信偈をおつとめし、御法話。
そして、御示談。 御示談は、このたびも役員の方が作ってくださった質問用紙への回答より。
「自分の葬儀式では、家族に迷惑をかけたくない。」と言うお同行がおられます。あなたの葬儀式は、どうしますか?
との質問。
だんだんとこのあたりも家族葬が増えてきている昨今。
「別れを悲しみ、まことをつくした葬儀をしたいと思ってもらえる親になりたいと思います。」
「出来れば自宅でやりたいが、そうもいかないので、ホールで出来るだけ多くの人に見送ってもらいたい。」
「有縁の方々に法にあっていただきたいです。」
「子供にたのんであります。」など。
どう伝えるか、そんな話がいろいろと出てきた。
また、「直葬」の話も。
「直葬」は、「葬」とは付いているものの、葬式はしない。
以前、とある葬儀社の看板に料金が書かれてあって、目がとまった。
会館葬 〇〇円 家族葬 〇〇円 直送 〇〇円 と。
「直送」?と思ったけれど、「直葬」よりも分かりやすいかな。
病院から火葬場への遺体の直送。葬式はしないんですよと。
こんな言葉が出てくると、何とも寂しい感じがするけど、他所ごとではないらしい。
なかなか死のことについて話をすることは出来ないかもしれないけど、そのいのちをどう生きてどう終えてどうなるのか。
「後生の一大事」。ちゃんと聞いて、聞かせておかないと。
ようこそのお参りでした。