仏教壮年会 5月例会

5月8日(月)

今朝は読み聞かせを終え、朝9時から仏教壮年会の境内清掃。

ストーブを片付け、境内の凹みに土を入れてもらい、伸びてきた草を。。。

10時から法事の約束があったので、途中まで。

帰ってきたら、ゴミの山。 お世話になりました。

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そして、今夜は仏教壮年会の例会。

今日のテーマは「共命鳥」。

先日、広島別院のサンガ部会で「共命鳥」の折り紙の話が出たので、試作した五角形の紙から作った双頭の折り鶴を持参した。

インターネット上に折り方が出てれば教えて欲しいと言われたが、帰宅して探しても見当たらず。。。

作り方は分かるので、自分で作ればいいと思い、PowerPointで作成。

ただ、この作り方を他人が見て、ちゃんと作れるか。 せっかくだから、今日の例会で作ってもらおうと。

普通の折り紙で作ると小さいので、A4サイズの紙から正方形をとり、五角形に作るところまでは、事前に準備。

20名の会員の皆さんがそれぞれ五角形の紙から双頭の折り鶴作り。

  一人一人確認しながら、折ってみるけど、なかなか難しいみたいで。。。

折り紙を折れる人は、折り鶴は基本形なんだけど、折り鶴を折ったことのない人には、チンプンカンプン。

時間の都合もあり、ちょっと最後は簡略化して、とりあえず首が二つある鳥の完成。

「共命鳥」 『阿弥陀経』の中に出て来る、「白鵠・孔雀・鸚鵡・舎利・迦陵頻伽・共命之鳥」の浄土の六鳥。

最後に出て来るのが、双頭の鳥「共命鳥」。

作った後、お内陣の前卓の前で、聖典の『阿弥陀経』を開いて、六鳥を順番に見たあと、「へ~っ」と。

以前にも六鳥の話はしたけど、今日は自分で実際に作ったから、味わいもちょっと変わったかな。

他人に見ていただいて、修正箇所も何カ所か見つかったので、また手直しを。

日頃はしない、手を使い、頭を使う例会。

時にはこんなご縁もよろしいかと。

ようこそのお参りでした。      

2017年5月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(111)

5月8日(月)

ゴールデンウィークが終わり、長い子どもたちの連休もおしまい。

連休中にどんどん気温が上がり、汗ばむほどに。

今朝は、青空が広がるけれど、黄砂で白く霞む中、広南小学校の読み聞かせ。

今日の担当は、6年生。

読んだ本は、

『クロコダイルとイルカ』 (ドリアン助川 作・あべ弘士 絵)

2013年、大地康雄さんの映画『じんじん』で生まれた絵本。

映画を観て映画館で買ったきり、読み聞かせのタイミングを逃してしまった絵本。

それきりになっていたけど、ちょうど最近の法事の法話で「よびごえ」の話をしていて、この本を思い出す。

乱暴者で嫌われ者のクロコダイル。
ある日、かわいいイルカを食べようと近づくと、「アヤカ」と名のるイルカは、もっともっと海のことを知りたいから、今は食べないで欲しいとお願いする。
また、ここに帰ってくることを約束し、ほほえんでアヤカは去っていく。

クロコダイルは アヤカにであったあたりを なんにちも およぎつづけました。
そしてなんども、「アヤカ」とささやきました。
なまえがあるのはいいなあ、とおもいました。
きっとたいせつにおもわれたから なまえがあるのです。
クロコダイルには なまえがありません。

名前を呼ぶ。
そこには大切に思うこころが備わっているんだって。

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「よびごえ」 同じ声でも、聞く側によって、違うらしい。

以前からこの話は知っていたけれど、今一度調べてみると、とっても興味深い。

日本人とポリネシア人は、虫の声を「言葉」と認識し、その他の人たちは「音」と認識するのだそう。
《参考》なぜ日本人には虫の声が聞こえ、外国人には聞こえないのか?

虫の声は、海外の人には不快(雑音)=不必要=聞こえないとなるらしいが、日本語を母国語としている人には言葉として聞こえてくるのだと。

よびごえが届く耳を持っているのだから、その耳を傾けて。  

2017年5月8日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku