7月15日(土)
青空が広がり、今日は午後から阿賀宝徳寺にて、呉東組親鸞聖人讃仰会の総会と仏教文化講演会。
このたびの御講師は、本願寺派勧学、中央仏教学院院長の北塔光昇和上。
講題は、『念仏者の生き方』。
伝灯奉告法要初日の専如ご門主さまの御親教(御法話)、『念仏者の生き方』を受けてのお話。
中央仏教学院は現在本願寺の飛地境内、角坊に。
親鸞聖人の御往生の地として、親鸞聖人600回忌の時、角坊別院を建てられ、平成20年(2008年)に飛地境内本願寺角坊と改められたそう。
その角坊を建てられた時のご門主が広如上人。
その時の本堂を「還浄殿」と名づけられたとの話から。
広如上人は、書と歌が素晴らしいのだそう。(専徳寺「栴檀林」扁額も広如上人ご染筆)
寄松懐旧 伝え来し 昔思えば 散り失せぬ まつより久し 法のことの葉
このような深い歌を残しておられるとか。(《参考》短冊.com)
今日は、その「還浄殿」の「還」の話。 正信偈には、「往還回向由他力」「還来生死輪転家」の二ヶ所に出て来るけれど、「還」の意味が違う。
そのことを大切に聞かせていただきながら、『念仏者の生き方』にある、出来ないことではあるけれど、仏さまのまねごとでいいからさせていただきましょうとのお味わいを、やさしくわかりやすく。
暑いなかをようこそのお参りでした。