筆の里工房

7月23日(日)

先日、新聞広告に、熊野町の筆の里工房で、現在スズキコージ『スキンドーム展』が開催中で、本日『ドームがたり』の原作者アーサー・ビナードさんのお話会があると知ったけど、定員100名とあったため、もう無理かなと思いながらも問い合わせると、まだ大丈夫ということで申し込み、長男と一緒に訪れた。

法務があったため、急いで向かって始まった直後に入館。

当初1時間ほどのお話と言うことだったけど、終わってみると、何と2時間ぶっ続けでのお話。

原子爆弾(Atomic Bomb)と言うと、何を思い浮かべますか?と。

アメリカではAtomic Bomb。
ビナードさんはある程度のことは知っていると思っていたのに、日本に、そして広島にやって来て、立ち位置によって違うんだと感じたそう。

そこで、「原爆ドーム」という立場で、この絵本の製作に。

2冊も読み聞かせをしてくださり、たくさんのことを聞かせていただいたが、大変興味深かったのは、先日の法座で津田ポンプの話を聞かせていただいたが、絵本のなかでは結局使わなかったけど、津田ポンプを入れるかどうかでいろいろとあったという話。

また「ピカ」と「ピカドン」とは違うという話。

それから、原爆の後に襲った枕崎台風が絵本に描かれている意味。。。

一つ一つの絵に込められた思いを、ていねいにお話してくださった。

 
2時間お話されたのに、すぐにロビーでサイン会。

ベストを脱いだ下に来ていたTシャツには downwinder の文字。

日本語には訳されない、また知られていない深い意味のある言葉だそう。

そのお話も聞かせていただき、またサインをしながらいろんなことを。

 
立ち位置の違う方の話に良いご縁を。  

2017年7月23日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku