広南小学校読み聞かせ(30)

10月6日(月)

心配された台風は、朝にはおさまって。

 

今年は月曜日が慌ただしくなったため、小学校の読み聞かせは休ませていただくことにしていたが、人手が足らないからと声をかけられ、何とか朝の30分、万障繰り合わせて復帰することに。

今日の担当は6年生。

 

読んだ本は、オーストラリアの『ぶたばあちゃん』。

20141006

『ぶたばあちゃん』と題名を紹介すると、クスっと笑いが起こったが、この本のテーマはいつも一緒に過ごしていた“ぶたばあちゃん”と“まごむすめ”の迎えた最期の時間。

重いテーマの中に、ぶたばあちゃんとまごむすめのあたたかい物語。

 

こうした最期を誰もが望むのかも知れないけれど、なかなかこんな別れは・・・・。

 

でも、ぶたばあちゃんが最後の「ごちそう」と散歩に出かけ、まごむすめと一緒にいつも見ている光景を、「ごらん!」「ごらん!」と、

こころゆくまで、ながめ、耳をかたむけ、においをかぎ、すべてを味わうことができたのです。

 

いつ最期を迎えても良いように、普段から目の前にあること、些細なことでもきれいだな、ありがたいなと感じられると良いだろうな。

 

6年生にはどんなふうに映ったか分からないけど、まごむすめのようなやさしい心で。

 

 

 

2014年10月6日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku