10月6日(月)
心配された台風は、朝にはおさまって。
今年は月曜日が慌ただしくなったため、小学校の読み聞かせは休ませていただくことにしていたが、人手が足らないからと声をかけられ、何とか朝の30分、万障繰り合わせて復帰することに。
今日の担当は6年生。
読んだ本は、オーストラリアの『ぶたばあちゃん』。
『ぶたばあちゃん』と題名を紹介すると、クスっと笑いが起こったが、この本のテーマはいつも一緒に過ごしていた“ぶたばあちゃん”と“まごむすめ”の迎えた最期の時間。
重いテーマの中に、ぶたばあちゃんとまごむすめのあたたかい物語。
こうした最期を誰もが望むのかも知れないけれど、なかなかこんな別れは・・・・。
でも、ぶたばあちゃんが最後の「ごちそう」と散歩に出かけ、まごむすめと一緒にいつも見ている光景を、「ごらん!」「ごらん!」と、
こころゆくまで、ながめ、耳をかたむけ、においをかぎ、すべてを味わうことができたのです。
いつ最期を迎えても良いように、普段から目の前にあること、些細なことでもきれいだな、ありがたいなと感じられると良いだろうな。
6年生にはどんなふうに映ったか分からないけど、まごむすめのようなやさしい心で。