広南小学校読み聞かせ(63)

11月2日(月)

雨があがり、肌寒い朝。

今朝は広南小学校読み聞かせ。

担当は4年生。

読んだ本は、

Img170_r
『いのちをいただく  ~みいちゃんがお肉になる日~』。

 

4年生は生ゴミをリサイクルしての土作りに取り組み、先日のふれあい参観日でも、女性会の方たちと一緒に収穫した野菜でピザ作りをしていたので、ちょうどぴったりかなと思って。。。

この本は、以前呉東組仏教婦人会連盟で聞かせていただいた。

そのときは、この絵本ではなく、西日本新聞社のもの。

 

食肉センターに勤めていた坂本さんは、自分の仕事を辞めたいと思っていた。

参観日で、お父さんの職業を聞かれ、「肉屋です。ふつうの肉屋です。」と答える息子。

担任の先生から放課後、お父さんの仕事は凄い仕事なんだぞと聞かされ、そのことを父に告げる。

そんなある日、食肉センターに女の子と一頭の牛「みいちゃん」がやってきて。。。

 

読み終わって、何か感想がありますか?と尋ねると、「いのちのたいせつさ」という言葉が出てきた。

ちゃんと、届いていたみたい。

 

こんな話を聞くと、もう肉を食べるのはイヤっていう人もいるかも知れない。

でも、この話を通して、大切にいただこうって思う人もいるんじゃないかな。

 

「いのちをいただく」って大変なこと。

「知らなきゃよかった」「聞かなきゃよかった」では・・・。

 

「恩」を表すインドのことばの意味は、「なされたことを知る」。

そういうことだなぁと思いながら。。。

2015年11月2日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku