10月30日(金)
今日届いた『本願寺新報』11日1日号。
今月初めに安藤圣一師をお招きして開かれた人形説き、『野州花見ヶ岡大蛇経鱗』。
総代長さんが投稿してくださった記事が早速紙面掲載。
300人は何かの間違いでしょうが、いつもいつもありがとうございます。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
10月29日(木)
今日は秋晴れ。
隣寺の住蓮寺様報恩講法要に、つとめあいでのお参りに。
法要が終わって、石泉社の規則の書かれた額が掛かっていたので、写真に納めさせていただいた。
てっきり石泉社の名簿に書かれていた規則と同じ内容かと思っていたけど、帰って見なおすと。。。
専徳寺に残るのが寛政12年(1800)、石泉社を構えた年のもので、住蓮寺様にあったのは、「文化丙子」文化13年(1816)。
僧叡和上が文化14年に安居の本講で『無量寿経』を講じ、「称名正因の邪義」を主張していると問題視されたその前年のもの。
内容は少し変わっているけれど、最初の「朝夕の勤行をおこたることなかれ」は不変なんだなぁ。
江田島等に残る常朝事の原点。
それにしても、いつ見てもこの「絶交」と書いてある結びの文には。。。
ようこそのお参りでした。
10月24日(土)
今日は広南小学校のふれあい参観日。
順序が逆になるけれど、午後からのことを先に。
午後からはPTA主催行事。
例年、ゲームなどのお楽しみの時間だったけれど、今年はちょっと趣向が違う。
戦後70周年ということで、呉空襲の体験談を紙芝居にした『ふうちゃんのそら』を鑑賞。
原案者の中峠房江さん、作者のよこみちけいこさんをお招きしての読み語り。
みんな、シ~ンと静まりかえって。
昨日、縁あって墓を探し歩いていて、いろんな見たことのないお墓を見つけた。
その由来を聞くと、戦争で亡くなられた方のお墓。
聞いてみないと分からないことって、まだまだいっぱいあるなぁと。。。
子どもたちも、いろいろと大切なことを学んだみたい。
『ふうちゃんのそら』のあと、ルイ・アームストロングの名曲『What a Wonderful World』を絵本にした『すばらしいみんな』を読んでくださった。
この歌は、ベトナム戦争を嘆き、平和な世界を夢見て作られた歌だそう。
この絵本にもいっぱい大切なことが。
午前中、1、2時間目は各学年ごとに参観。
3、4時間目は地域の方を先生に昔遊びをしたり、学校の畑で取れた作物でピザを作ったり、6年生は地元の郷土料理『うどん豆腐』をアレンジした『うどん豆腐NEO』を作ったり。
ちょっと本家『うどん豆腐』とは違うけれど、そこから興味を持ってくれたら。
10月19日(月)
今朝は広南小学校読み聞かせ。
担当は2年生。
今日読んだ本は、
このストローのようなチューブで豆を飛ばす女性、これを仕事にしていた実在の人物。
「ノッカー・アップ」という仕事が、イギリスにあったそう。
目覚まし時計が安く手に入るようになる前、こうした「ノッカー・アップ」と呼ばれる目覚まし屋という人が存在した。
多くは、寝室の窓を外から長い棒で叩いて起こしていたそうだが、このメアリー・スミスは、チューブで豆を飛ばして窓に当てて起こしたのだそう。
何でも、その道を極めるって凄いことだなぁと思いながら。。。
「でも、ぼくの目覚ましの方がうるさいと思うけどね」と、一番前の席からつぶやきが。
今日から通り報恩講が再スタート。
10月18日(日)
今日はクレイトンベイホテルにて、呉東組ご縁の会。
春と秋に開催されてきた「お寺の婚活パーティー『ご縁の会』」も今回で9回目。
今回はいつもより少なめの参加となり、男性7名、女性6名。
それでも、少なければ少ないなりの良さもあるみたい。
それぞれに用意していただいた自己紹介票を交換し、そのあとで一人5分間ずつ順番にお話を。
そして、軽食をつまみながらのフリータイム。
最後に意中の方がいれば、その方を記した紙を提出していただいて、後日カップリングの結果を報告。
今回もカップリングは成立。
近々、参加された方に郵送にて御報告。
成立したカップルにはホテルより御食事券もプレゼント。
良いご縁となりますよう。
10月16日(金)
朝早くからみなさん集まって、お斎の準備。
釜番の方、おにぎりを担当する方、お煮染めを担当する方、帳場をされる総代のみなさん。それぞれにその仕事を。
みなさんがそれぞれに担当していただけるので、住職は朝席と昼席の間にお葬式にお参りすることが出来るのだなぁと、しみじみと。
昼席で御満座。
今日はバタバタとしてたので、ゆっくりお聴聞することはできなかったけど、昼席に十二光のお話をされる中、「無辺光」のお話がこころに。
「辺」がないということは、「真ん中がない」ということ。
その話を聞かせていただいて、ふと、子どもの運動会や発表会のことを思い出した。
たとえ、かけっこで一番最後を走っていても、ビデオに映っている我が子はいつも真ん中。
舞台の端に立っていても、ビデオに映っている我が子はいつも真ん中。
ほとりも真ん中も関係なく、仏さまのこころはいつも真ん中。
老少・善悪のひとをえらばれず (歎異抄)
ようこそのお参りでした。
10月15日(木)
昨日に引き続き、報恩講法要。
今朝の席では、「無明の闇を破する恵日なり」の話を聞かせていただきながら、『にほんごであそぼ』(Eテレ)で歌ってた『星とたんぽぽ』が頭に浮かんできた。
金子みすゞさんの、
青いお空のそこふかく、
海の小石のそのように、
夜がくるまでしずんでる、
昼の星は目に見えぬ、
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
「見えぬけれどもあるんだよ」
仏さまの光が真っ暗闇を照らしてくれても、煩悩はそのまんま。
朝席が終わってから、庫裏では明日のお斎の準備。
夜までかかって、婦人会の方を中心にたくさんの煮物が準備される。
明日は900食分の大きなおにぎりを作って、この煮染めとパック詰め。
専徳寺のお斎は、昔からテイクアウト用。
夜席では、前席・後席の間に『御伝鈔』の最初の2段と最後の2段を拝読。
しかるに終焉にあふ門弟、勧化をうけし老若、おのおの在世のいにしへをおもひ、滅後のいまを悲しみて、恋慕涕泣せずといふことなし。
みんな、浄土往生をよろこぶよりも、恋慕涕泣、かなしみがそこにある。
安楽浄土にいたるひと
五濁悪世にかへりては
釈迦牟尼仏のごとくにて
利益衆生はきはもなし
でも、そのかなしみのご縁のなかで、大切なことを伝えてくださっている。
明日の昼席で御満座。
ようこそのお参りでした。
10月14日(水)
今夜から報恩講法要。
御講師は、八本松 西福寺 根来 暁 師。
ひそかにおもんみれば、難思の弘誓は難度海を度する大船、無碍の光明は無明の闇を破する恵日なり。
親鸞聖人の『教行信証』総序の御文。
仏さまの願いは、渡ることの出来ない、迷いの境界から迷いのない境界へと渡してくれる大きな船。
その船に乗せてもらいながらも、船上で大丈夫だろうか、沈まないだろうかと着くまで不安にかられる。。。
堕ちることはないっていうけど、大丈夫だろうかと、不安に。。。って、飛行機嫌いの人からよく聞く話。
航空力学が云々なんてことをすべて理解できたら乗れるのかというと、そうでもなく。。。
大丈夫と身をまかせるってことかな。
ようこそのお参りでした。
10月13日(火)
明日から専徳寺の報恩講法要。
今朝はお内陣のお荘厳をし、御絵伝を余間に掛ける。
そのあと、広横路地区へお参りに行った帰り、黒瀬川(旧広大川)の側を車で通っていると、川に浮かぶ黒い鳥の群れ。
思わず車を駐めてパチリ。
カワウ。
夏にテレビで太田川で鮎釣りをしても釣れなくなったとニュースで観たことを思い出した。
体重が2~3キロなのに、食べる魚は1日500グラム!
このカワウが鮎を食べ尽くしてしまうんだと。
昔はこの川には1羽も見ることがなかったのに。。。
川が綺麗になってエサが豊富になったと見るのか、それともこれまで住んでいたところが破壊されて、仕方なくここに住み着いてしまったと見るのか。
見方によって全然違う。。。
午後から川尻光明寺にて呉東組聞名講10月例会。
10月の例会は例年どおり報恩講。
お揃いの聞名講の色衣・五条をつけておつとめ。
ご法話に続いて、御示談。
今回も役員のみなさんが考えたアンケートを最初に。
今日のアンケートは、
あなたのご家族での念仏相続はどうなっていますか?どうしたらいい?
(1) お聴聞も、私ひとりだけ。
(2) 子、孫までも私を見てくれている。聞かせてもいるが、後は本人のご縁です。
(3) 相続したいが、伝える自信がない。
(4) その他の意見。
一番多かったのが(2)。
(1)と(3)が同数で、(2)の半数くらい。
まだまだ、子や孫に見せる姿があるのが多数。
お念仏に遇えたことをよろこぶ姿が、いちばん伝わる姿かな。
その他の質問では、
親鸞聖人が「往生を不定におぼしめさんひと」「往生一定とおぼしめさんひと」と異なった文意を示しておられるけれど、私たちは「往生一定のもの」「往生不定のもの」、どちらとして考えるのでしょう。
との質問。
このことばは、親鸞聖人御消息25に出て来る、「世のなか安穏なれ、仏法ひろまれ」の御文の前に出て来るおことば。
この「一定」「不定」は、『徒然草』に、法然聖人のことばとして、
「往生は、一定と思へば一定、不定と思へば不定なり」と言はれけり。これも尊し。
と出て来るそう。
自らの身をかえりみると、往生不定(地獄必定)であるだろう。でも、そんな私を阿弥陀さまが願いをかけてくださっている(往生一定)。
どこを見るかで、こちらも違う。
終わってから、組の役員会。。。
明日からは報恩講法要。
お天気はよさそうなので、どうぞお誘いあわせてお参りを。
ようこそのお参りでした。