報恩講はじまる

9月20日(火)

今日から報恩講参りを開始。

報恩講(ほうおんこう)」とは、今年750回忌の法要を迎えた宗祖親鸞聖人の御遺徳を偲ぶ大切な御法事。

1月16日が御命日で、本願寺では御正忌報恩講がつとまる。
それに先だって、各寺院や各門徒宅で報恩講をつとめ、そして御正忌には御本山へお参りするのが慣わしだったため、各寺院や各門徒宅でつとめるのはお取越の報恩講と呼ばれている。
ただ、なかなか御正忌に京都へお参りすることも出来ないため、お取越の報恩講とは別に「御正忌報恩講」を専徳寺では毎年御正忌におつとめしている。

今年もそのお取越の報恩講が、例年どおり小坪地区からはじまった。

これから12月半ばまで、平日の午前中、住職と菅原法務員の2人でお参りする。
正信偈和讃と『御文章』の聖人一流章。

多いときで1人10数軒お参りするので、1時間に3,4軒。

以前は1軒1軒まわった後、最後にその地区の世話係のお宅にみんなが集まり、そこでみんなでおつとめし、法話をし、その後みんなでお斎をいただいた。
でも、数年前にすべてなくなった。高齢化も進み、なかなか難しくなったこともあって。

そのときの精進料理のお斎につきものだったのが、長浜名物のうどん豆腐。

何とそのうどん豆腐が、NHKの「みんなのきょうの料理」ホームページに紹介されていた。

作者は、専徳寺報恩講のお斎もお手伝いいただいている上野さん。

時代の流れのなかで、いろんなものが移り変わっていく。

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小坪小学校には「137年ありがとう さよなら小坪小学校」の横断幕。

来年から長浜小学校と合併し、『広南小学校』に。

姿・形は変わっても、大切なことはしっかりと伝えていきたい。

2011年9月20日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku