7月8日(水)
ここ数日で、境内のソテツから若葉がニョキニョキと。
先日の広島での法要より、「平和の願い」と題して。
ご門主さまのことばと、「終戦50周年全戦没者総追悼法要」の前門さまのことばを。
50周年と70周年。
この時間の隔たりは大きいなぁ。
今日、『新潮』8月号が届く。
水木しげる氏の『出征前手記』が載っているとのこと。
20歳の時に書いた手記が今年5月に書簡を整理していて見つかったそう。
吾を救ふのは道徳か、哲学か、芸術か、基督教か、仏教か、而してまよふた。道徳は死に対して強くなるまでは日月がかゝり、哲学は広すぎる。芸術は死に無関心である。而して基督教か仏教かゞ吾を救と思へり。仏教にせんと思ふ。
20歳の青年が、「将来は語れない時代だ」と、死に向き合い、毎日毎日哲学、芸術、基督教、仏教の本を読みあさり、こころの動きを書き記している。
90%が実話に基づくとされる『総員玉砕せよ!』と併せて購入。
戦争を知らない世代だけど、戦争を知っている方からいろんな形で伝え聞くことは出来るかな。。。