石泉文庫虫干し法座 4日目

7月15日(水)

心配された天気も、今日は青天。

朝席で今年の石泉文庫虫干し法座も御満座。

 

朝席は、苦しみの原因は煩悩とのお話より。

阿弥陀さまは、そのまんまを救うと願われた。

煩悩をきれいに除いてからではなく、そのまんまで。

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朝席が終わると、みんなで石泉文庫まで本を運ぶ。

人数が少ないため、何度も往復して。。。

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この細い道を。。。

 

「無理のないように運んでください」とはいったものの、先日手伝ってくれた小学生の7倍も8倍も歳を重ねたみなさん。

少々無理をしなければ、この道程は歩けない。

杖をつきながら、息を荒げながら。

それでも、「今年も運ばせていただいた」と、よろこんで。

 

念仏を称えよ。念仏を中心とした報恩の営み(生活)を。

石泉和上の教えが残っている。

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先日の研修会で、「□に子と書いて、何と読むと思いますか」との話を聞かせていただいた。

□に子と書いて「母(はは)」と読むんです。親鸞聖人はこの字を書いています。

人間の母親のお腹で育てられ、生まれてくるから人の子が生まれるんです。

仏さまにお育ていただいて、生まれるから仏にならせていただくんです。

 

その話をふと思い出し、御本典を開いたら、ホントだ。

ちゃんと母の字に「子」が書いてある。

Haha

お育ていただいて、みんな仏とならせていただくんだな。

 

ようこそのお参りでした。

台風が近づいているようなので、どうぞお気をつけて。