11月30日(水)
朝席で、今年最後の法座 仏教壮年会法座が御満座。
「弥陀成仏のこのかたは 今に十劫とときたれど 塵点久遠劫よりも 久しき仏とみへたまふ」
はるかはるか昔から届いている阿弥陀さまの願い。
遠い遠い星から1億年前に輝いた光がいまこちらへ届いているように。
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法蔵菩薩の48の願いの第5番目の願、「令識宿命の願」。
たとひ我仏を得たらんに、国中の人・天、宿命を識らずして、下、百千億那由他の諸劫の事を知らざるに至らば、正覚を取らじ。
お浄土へ往くと、神通力を得て、限りない過去のことまで知り尽くすことが出来るのだと。
私たちはどんないのちを生きてきたのか。
地獄であろうが、餓鬼であろうが、畜生であろうが、所詮今生のことしか分からない。
そして、来世をどんなふうに迎えるのか、分からない。
それは迷いの真っ只中にいるからだと。
何か成し遂げたとき、これまでのことを振り返って、あ~、あの時にあんなことがあったから、こんな事もあったよなぁと、すべてが今に続いていることを知ることがあるなぁ。
カープの新井選手が、セリーグMVP。
過去のすべてが今につながっている。
ただ、私が分かるのは、所詮今生のそんなことくらい。。。
だからこそ、南無阿弥陀仏の大きな願いが私に。
ようこそのお参りでした。